最近は、自宅からFT8で運用することが増えてきました。
144MHzや430MHzで予想以上に遠くと交信出来て驚いているところです。
さて、そのFT8ですがパソコン周りの環境も大事です。
初期の頃はノートPCを使っていましたが、現在は自宅で運用するときは、自作のデスクトップPCを使っています。
無線機は、HF,50MHzのときはIC-7300Mを使用しています。また、144MH~1200MHzで運用するときはIC-9700を使用しています。
いずれも、USBケーブルで接続しております。
そして、狭帯域通信なので、周波数安定度が重要になります。そのため、IC-9700にはOCXOによる外部基準で周波数安定度を高めています。
余談ですが、OCXOは常時稼働が原則です。消費電力が高いと、そのたびに電源を切る人がいるそうですが、最悪な使い方です。
消費電力が高いのは、恒温槽(オーブン)が使われており、その中に水晶が入っているからです。
料理に使うオーブンレンジも、電源を入れた直後は冷たいですし、調理温度まで温まるまでそれなりに時間がかかります。それと同じです。
発振器の仕様にもよりますが、安定度を高めるために、30分~1時間。あるいは数時間待ってから使うにと書いてあるはずです。
また、据え置く場所も風通しの良いところなど、熱がこもらない環境が必要です。
さて、本題に戻します。
パソコンのCPU性能が左右されるそうですが、Intel core i9 9900KSを使っています。もう1世代前になったとはいえ、8コア16スレッドなので、デコードには有利に働いています。
感覚的な話ですが、ノートPCと比べて、-2~-3dB低くてもデコード出来るようになりました。また、デコード出来る局数も増えています。
ソフトウェアは、JTDXを使用しています。
初期の頃(昨年5月ごろ)は、WSJT-Xを使用していましたが、ウォーターフォール画面にはっきりと映っているのにデコードしていないとか、困った事になっていました。
ローカル局の勧めで、JTDXへ乗り換えたら解決しました。いまは、うっすらと見える信号もデコードしてくれます。