文化たゆとう授業(2)ー『民』の意味 | ジャパンフレネ おーい仲間たち

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ジャパンフレネの活動日誌。子どもたちの姿をお伝えします。

文化たゆとう授業(2)ー『民』の意味
英語のエイドリアン先生がやって来ない。忘れているな?って事で、「俺が授業していい?」「いいよ〜🎶」

「漢字が伝わる前、日本ではフランス語を喋っていました」
大爆笑!「んなわけないでしょ🎶」
「じゃあ、自分の考えをどうやって伝えていたの?」
「身振り手振り?」
あれこれ、身振り手振りでやってみる。
なかなか伝わりにくく、爆笑の連続🤣
やっぱり、文字が必要なんだね🎶
※ 漢字伝わる以前、日本ではどうやって考えを表現していたのか?これって君たちが調べてくるはずだったよね…。俺、知らんからね。どんな時代になっても、PCに文字を保存するだけじゃダメ。ペーパーが必要。ペーパーがない時代は?それも考えてくること。



再度、問う。「文字がなかったら、どうやって伝えるの?」
アイヌ民族や古代インカ帝国は文字がなかった。
口語伝承の世界がある事を伝えて後、サクッと、写真1枚目の図を描く。
「この図からどんな漢字が生まれたかな?」
「目かな?」
「いや、それだけじゃないよな?」
「人の身体全体だよね」
「木幡さん、その↑も漢字の一部なの?」
↑の意味をあれこれ考える。



「槍かな?」とヒロカズ。
サワ、「槍で目を突いたら、痛いでしょ?」
「痛いも何も、目が見えなくなるんじゃない?」と、笑いながらリョウタロウが言うけれど…。
「実はこれ『民』って漢字なんだ」
「え〜マジ!?」
民のつく、言葉は?」
人民・貧民・平民・住民・島民・民族・民衆…。
「中国は中華人民共和国って言うんだね」









「民(たみ・ミン)って目が見えなくていいの?」
フレネ常備の白川静の『常用字解』を読んでみると…。
神や専制君主の前で、民は目が見えなくて言いなりになっていればいいんだって事がよくわかる。
「なんか、ひどくない!」
憤慨するアヤカ。
日本にもそんな時代があった。

話は、秦の始皇帝や三国志、そして…。
次回は、漢字二つを合わせて構成される熟語を考え、再び象形文字の世界へ🎶

・漢字一文字だけで、その時代がわかるのはすごい。分かる・解る・判る…。(ヒロカズ)
・次の漢字の授業までに調べてくる(アイ)
・かん字の『みん』のつかいかたがわかりました(カイ)
・かん字はおくがふかいということがわかりました。むかしは、ひどいね(アヤカ)
・またかんじのじゅぎょうがあり、差別はやめてほしい(サワ)
・来週のかんじのじゅぎょうがたのしみです。こんどは、ちゃんとしらべてきます(ユウト)



行き先は未知!予定調和無し!