90%の人に必要な老後の考え方とは?
●90%の人に必要な老後の考え方とは?
こんにちは。40代からの賢いお金の運用講座の大畑です。
日本人の90%は65歳の誕生日を迎えることができます。
極論ですが、統計的にいえば、10%の人しか死亡保障に備える必要がないといえます。
それなら、死亡保障の分を削って、生存リスクに備えるために低解約返戻金タイプの終身保険に加入しておく、といったプランも考えておくべきかもしれません。
とはいえ、人生は何が起こるかわからないもの。
やはり、死亡保障のある保険に加入しておくべきでしょう。
しかし、冒頭でもお話したとおり、90%の人は65歳を迎えます。
そして、ここからが問題なのですが、「生存リスク」といわれるものが、この年齢の前後からはじまります。
生存リスクというのは、簡単にいえば、長生きすることで、医療や介護といったことに、非常にお金がかかるようになることです。
これに備えておかなければ、満足な医療や介護を受けられないということです。
ちょっと待った、それに備えるために、年金や医療保険や介護保険があるだろう、という意見をお持ちの方も多いと思います。
ですが、日本の年金システムも、医療制度も、疲弊し切っているのが事実です。
これに加えて、日本には、1000兆円という、途方もない額の借金があります。
このような状況の中で、システムの破たんを免れるなら、痛みを伴う改革は避けられないでしょう。
つまり、我われが65歳を迎える頃には、満足するような年金も、医療保険もないかもしれないというとこです。
安心して65歳からの生活を送るには、「自分に必要なお金は、自分で用意する」という意識改革も、待ったなしで行わなくてはいけないのです。