千葉県は松戸市と市川市の境に近い辺り、小高くなったところに 変わった形をした塔があります。
これは、江戸川の粋を引いていったんこの高いところに揚げて、各地に給水する施設です。
1937年完成の施設ですが、今なお松戸市・市川市・船橋市の一部に給水している現役の施設です。
ネットで調べてみると、高さは31.9m,貯水容量3,534㎥あり、現在の松戸市、市川市、浦 安市、船橋市、習志野市、千葉市を給水区域とする巨大なものであったそうです。
ちょっと話題は変わりますが、江戸川下流域の利水は江戸時代以来
右岸側の地域が独占し、左岸側での利水が認められていなかったため、千葉県側は地下水が乏しいこともあって、上流部からの引水に頼らざるをえず、利水に苦労していたため、広域県営水道計画を立案し、国に働きかけてようやく、左岸側での利水の許可を得たといういきさつがあるようです。
水が乏しい四国の吉野川の水争いのようなことが、関東地方でもあったのですねぇ。
鉄筋コンクリートの塔はどっしりと堂々たる姿ですが、全体に丸みを帯びているため圧迫感はありません。
頂上の部分は換気設備だそうです。


