「メダカ文化は、江戸時代からすでに300年以上」

 

日本で最初の改良メダカは?

 

「緋メダカ」

 

メダカはわが国で初めて改良品種として登場したのが「緋メダカ」です。

 

そして、改良メダカの歴史は、次に白メダカであり、さらに青メダカとなります。

 

楊貴妃や紅帝などはその後のことです。

 

 

この日本で最初の改良メダカである「緋メダカ」が、江戸時代から観賞魚として庶民の間で親しまれてきたのです。

 

ですから、観賞メダカは、300年以上の歴史があります。

 

 

しかし、その後、緋メダカの人気は「金魚」により下火となりました。その理由は、江戸中期に金魚が珍重されるようになったからです。それまで高嶺の花(たかねのはな)であった金魚が庶民でも飼育できるようになったからです。

 

 

ところが、白メダカが昭和初期から、さらに青メダカが繁殖され、1900年代後半、今から50年ほど前には、第2次の改良メダカの歴史が本格的にスタートしたことが出版物「メダカの教科書」に記載されています。

 

これが、今もその第2次ブームが続いているといわれるゆえんです。

 

 

そして、古くから改良メダカを研究していた、メダカ先生こと大学教授の山本時男博士が発見した「ヒカリメダカ」などが、当時、論文とともに発表され、そのメダカたちも全国にばらまかれ、配布されたのでした。

 

 

それから、中国地方や四国地方などの愛好家が飼育していた「青メダカ」「白メダカ」「ダルマメダカ」「ヒカリメダカ」などの中から、珍しいメダカが登場しました。

 

 

楊貴妃や紅帝についても、その遺伝子は異なるといわれ、また広島、愛媛などのほかにも、すでに、かなり前から存在していたともいわれています。