愛される一番簡単な方法とは・・・

「赤ちゃんって可愛いよな・・・私は赤ちゃんを見ているだけで抱きしめたくなるし、頬ずりしたくなる。

ホッペタを食べたくなっちゃうくらい可愛くてたまらないさ・・・

なぜだかわかるか?」

タツジはなんのことか分からず一瞬戸惑った表情になった。

「赤ちゃんは、無防備だ・・・決して大人を襲ったりしない・・

何よりも可愛い・・・可愛くできているんだ・・・

人間には可愛いものを愛したいという本能がある。

特に赤ちゃんの笑顔。その笑顔を見ているとこっちにまで、笑顔が移ってしまい、やさしい気持ちにさせてくれるんだ・・・

赤ちゃんの最強の武器は、「可愛らしさ」と「笑顔」なんだ・・・

そして、無防備であることも大切さ・・・大人は赤ちゃんに対して警戒心を持つことはないだろう・・・?あたりまえだけど・・

警戒心を持たないで済むって・・・ストレスが発生しない・・・

赤ちゃんは、母親や周囲の大人を「可愛らしさ」と「笑顔」というギフトを提供することによって、母親や周囲の大人の愛情を手にしているんだ・・・」

だからなんだ・?タツジは怪訝そうな表情をしたままだった・・

「つまりこんな公式が成り立つだろう・・・

赤ちゃんは完全無防備の可愛らしさと笑顔を提供することにより、周囲の大人たちから、愛情というお返しを頂戴している。

赤ちゃんの方が先に、周囲にたくさんの幸せを提供しているんだ。・・・・分かるか???」

タツジは・・・まだ何のことか理解できていない様子だった。

「もしタツジが、周囲の人達全てに優しさや親切な行動を提供したら、周囲の人たちは、タツジのことをどう思う??

嫌いになるかな? それとも・・タツジくんって案外いい人だね・・って思うかな・・・?」

・・・・・タツジはじっと考え込んでいた・・

「私がタツジを本気で殴った時・・・愛情を感じてくれたらしいけど・・愛情たっぷりのゲンコツって・・・どんな気持ちだった・・・

タツジは、私に反撃してこなかったよね・・・

私に「素直で心やさしいタジツ」をプレゼントしてくれたよね・・・

だから、私も裁判所に、あの手紙を書けたんじゃないかと思う」

タツジの表情がどんどん優しくなっているのに気がついた。

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