私は、どちらかといえば「孤独」が好きだ。
ひとりで神社や寺をめぐり神木や仏像に話しかけることで、
生臭い人間関係をしばし忘れることができる。
しかし、組織のトップの孤独はそんな孤独とは異なり、日々、
不安と恐怖、そして人間不信を意識させる。
日々の業績に気が休まることがなく、組織の対人関係を
忘れることなどできない。
常に責任と強迫観念に苛まれ圧力に押しつぶされそうになる。
ワンマンなトップの存在もそんな恐怖心と不安の反動なのかも
しれない。
ワンマンに映るリーダーこそ意外な弱さと脆さをもっている。
組織の中で自己疎外を起こす被害者といってもいいかも
しれない。
それでも組織のリーダーは、孤独を愛し、孤独に耐えることが、
本来の役割であり、宿命であると受け容れるしかない。
業績を求める世界では、所詮、人間のつながりなどというのは、
あってないようなものなのかもしれない。
日々、自分が「ひとり」であることを意識しなければならない。
黙々と責を背負い、粛々と取り組み、喜びも、悲しみも、苦しみも
ひたすら黙って受け容れることである。
そんな孤独を「ブランド」にできるリーダーに憧れる。