思考(頭)と感情(頭)シリーズ最終回です。
私たちは、自分のことを「価値ある存在」だという「自己重要感」に対する欲求(感情)が常に存在しています。
「自己重要感」が満たされ、長所や魅力を受け入れてもらい、存在そのものを肯定されることは、私たちの持つ「感情」の中でも最も強い「感情」のひとつです。
学校や会社に行った時、自分の「存在」や「価値」を理解してくれる人がいるとすごく嬉しく、やりがい(感情)も感じます。
「あなたのお陰です」
「あなたの存在そのものが励みになります」
「あなたがいるから頑張れます」
そんな「言葉」を聴くと、一瞬で、嬉しくなり、やる気がアップし、その人の為にも頑張ろうという気(感情)になり「あぁ、自分は存在する価値があるのだ」と安心感(感情)さえ感じます。
この「自己重要感」が満たされないと、「自分は必要ない人間だ」、「自分は存在価値がない」と思い込み、目の前の相手や、組織、職場から去っていきます。
そして、自分を必要と思ってくれる人、自分の価値を受け入れてくれる場所(組織)を探します。(失意という感情が行動を起こします)
それほど自分の「自己重要感」を満たすこと、そして相手の「自己重要感」を満たしてあげることは人間関係を築く上で最も大切なことなのです。
自己重要感は、「自尊心」のひとつとも言われています。
「自尊心」とは・・・
◆自己有能感(自分は有能である)
◆自己重要感(自分には価値がある)
◆自己好感(自分は愛されている)
例えば、誰かと話しをしていて、自分の話の内容を「否定」されると「自分は有能である」という感情が傷つけらます。
「あなたの言うことは分かる・・・でもね・・・しかしね・・・」
つまり自分の言っていることを「間違っている」と「否定」された状態です。
自分の「考え」を「否定」されるということは、「価値がない」と判断され、「自己重要感」の否定につながります。
自分の「価値」を否定されると「感情」は「嫌われている」、「拒否されている」と受け止めます。
一気に人間関係に亀裂が生じます。
逆に、相手の「自己有能感」や「自己重要感」、そして「自己好感」を傷つけたりしなければ人間関係も上手くいきます。
親が子に対して、教師が生徒に対して、上司が部下に対して、そして営業マンが顧客に対して、
相手の「自尊心」を尊重することが、「信頼関係」を構築するスキルなのです。
信頼関係を構築する上で最も大切なのは自分と相手の「感情」を「コントロール」できるかどうかと言えるかもしれません。