僕が卒業した『京都大学・工学部』の大学の個別学力検査を控えている、工作教室に通っている生徒さん達から、対策について聞かれたが

 

40年前と今では時代が違い、共通テスト後に受ける個別学力検査の対策云々よりも、自分が何かの目標に向かって、夢を抱き、前向きに


将来の道を自分で切り開く覚悟があれば、学力は自然と身に付き、努力を惜しまない筈で、僕みたいに京大を卒業後

社会人になってから整備士資格を取得する為に、自動車短期大学に通って遠回りする苦労はあったけれど、学ぶ事は楽しかった。笑

当時、予備校の冬季合宿もあったが、息が詰まると、ポーアイやモザイクでテナサクを吹いていた思い出が蘇り、中高と吹部でサックスばかり吹いて


目指していたのはバークリー音大だったが、世間体を保つかの様に、京大進学して、神戸から出て、深夜のアルバイトに明け暮れていた。笑

工作教室に通っている生徒さんの中には、ウチの会社に就職を希望している生徒さんも多く、大学に進学するよりも実践的な研究を学びながら

仕事に活かしていこうとする高校生達も多く、外資系企業は実力主義で、学歴を重視する企業も少なくないが、ウチの場合は学歴よりも発想、応用が利くかで

工作教室の2年間で製作した作品が、採用基準の対象となるので、教室で仲間と遊んでばかりいると、ほぼ入社できない。笑


ラボラトリーに移設する業務用のマイクロステレオリソグラフィー3Dプリンターと、真空チャンバーを搭載している金属3Dプリンターを

大学受験を控えている、工作教室に通っている生徒さん達に見せ『此れ等を使い熟して鉄道模型のNゲージ車輛やストラクチャーを作る事ができれば

大学受験に失敗しても採用してあげる』と約束すると『今から使い方を覚えるのは、大学の個別学力検査よりも難しい』と、やっと笑顔が出た。笑


大学受験なんて僕からすれば通過点に過ぎず、ウチの会社が大学卒業当時、日本にあったら間違いなく入社したと思うが、神戸製鋼所一択でした。笑

A判定で、大学の個別学力検査に不安を抱えるって、どんな精神状態なのか?CDE判定なら浪人?就職?って事なんじゃないのかな。

大学に進学しても、将来が有望な世界が広がるとは限らず、無理して背伸びせず、自分が学べる大学を選択して進学して、真面目に勉強した結果

良い会社に巡り会えれば、それが1番で、東証一部上場企業・・・海外の企業は、そんな看板を見て、日本企業を判断せず『技術力』『開発力』

そして負債がない企業、どんなに小さい会社、町工場でも『技術力』があれば取引する外資系企業はあって、買収された事でメリットが生まれた企業も多い。