毎年、冬になると活躍する壁かけワイドファンなのだが、設計寿命が製造後5年と記載されている。

 2010年製造なので、設計寿命は2015年ということになります。しかしながら、5年で必ず故障するというわけではないというのは当然で、メーカー的にはそれを超えた分については、寿命ですよといって修理不可とすることもできる。(ような気がする)

 

 すでに設計寿命から8年経過しているので、数年前から不具合が起こっている。具体的にはファンが回転しない、又は回転数が極端に落ちるのである。そのたびに分解掃除を行っており、機能回復を図っている。

 特に汚れるのが、回転シャフトの受け側です。ここを重点的に掃除をして、CRC556を少量吹きかけると復活します。

 軸受けの中は埃がたまり、汚れています。(1年で真っ黒になります)

 モーター部分も埃がたまるので、掃除を行います。

 回転ファンも埃がたまっているので、外して水洗いします。また各ねじの締まり具合を確認します。中には木ねじが緩んでいるものもあるので締め直しますが、あまり力を入れるとプラスチックが経年劣化で壊れやすくなっているので崩壊します。

 

 この壁かけファンは、プラスチックの劣化が顕著に表れるので、メーカーとしては5年が寿命ということで処理したいのかなと思いました。(実際、メーカーが修理を行って性能を保証できるのは製造後5年程度というのは理解できます)分解掃除は、自己責任です。内部には高電圧部分があるので、慣れない人はやらない方がいいでしょう。