旅も後半です、途中から当初のスケジュールを無視した結果、旭川にいます。どうしましょうか? 数日後に泊まる札幌の宿は予約しているので、それまではフリーです。北上してみましょう。(根拠なし)
北上途中で、道の駅「絵本の里けんぶち」で一休みです。
北海道上川郡剣淵町東町2420

周辺情報を仕入れたところ、絵本の里剣淵というくらいなので、「絵本の館」があるという事が分かったので行ってみましょう。

駐車場には、移動絵本車(っていうのか?)があります。講談社と書いてあったので、調べてみたら「本とあそぼう全国おはなし隊」という活動で各地の小学校や公園を巡回して、子供たちを対象とする読書活動を行う車のようです。

絵本の館の方は、もう絵本を有難がる歳でもないので、外観を見るだけにしておきます。

JR宗谷本線の剣淵駅を訪問です。
北海道上川郡剣淵町市街地栄町 JR北海道宗谷本線

2面2線の無人駅で、跨線橋があります。

宗谷本線なので、そこそこの本数は運行されていますが、時間が合わず列車の撮影はできませんでした。(もともと、列車の撮影が目的ではなかったからな)

そうだ、もう少し行くと「朱鞠内湖」があるではないか。一番最初に旅の予定を考えた時には、朱鞠内湖の遊覧船が入っていたのですが、タウシュベツ橋梁に行くためにリ・スケジュールをした際に消えた観光地です。層雲峡あたりから予定がぐちゃぐちゃになってしまったのですが、行く機会が再度巡ってきた感じです。
遊覧船の発着所がいまいち不明なので、だいたいこのあたりだろうという場所をセットして向かいました。近づけば案内板が出てくるでしょう。朱鞠内湖の展望台があったので、一休みです。

さらに近くには、朱鞠内ダムがあったのでちょい訪問です。

小さなダムで、事務所や展示館は見当たりませんが、総合管理事務所と書いてあるので、立ち入り禁止区域内に建屋があるのでしょう。

案内板に従って行くと、観光船乗り場がありますが人気がありません。

あー、そうか確か釣り人が羆に襲われて食われたところは、朱鞠内湖だったっけ。襲った人食い羆は駆除されたのだが、その後も羆の目撃情報があったため、完全閉鎖されています。羆が怖いので、早々に退散します。

道の駅「びふか温泉」で作戦会議です。
北海道中川郡美深町紋穂内139

あげいも、美味そう

そういえば、3年前に北海道を訪れた際には中山峠で「あげいも」を買って食べたことを思い出した。うまうまー
あげいも:350円 税込み

道の駅で美深周辺の観光地をサーチしたら、「美深トロッコ王国」があった。あ、ここも事前の予定を考えた時、候補の1つになったところだ。予約が必要だが、空きがあれば当日でもいいということだったはず。とりあえず行ってみましょう。
これは、日本一の赤字路線であった、国鉄美深線の跡地を利用した観光用トロッコです。上手くいけば乗れるかもしれません、行ってみましょう。結構山の中に向かって走っていくと、気温が下がり始めました。小雨も降っているのですが、6月にもかかわらず気温は10℃くらいしかありません。寒いですわ

「すいません、空きはありますか?」
「大丈夫ですよ。出発5分くらい前になったら、看板の所に来てください。乗車の説明をします」
「わっかりました」

王国なので、査証を取得します。あと、乗車券(硬券)も必要ですね。乗車料金:1,600円 ただし一人乗車の場合は1,800円

旧国鉄美深線の仁宇布(にうぷ)から辺渓(ぺんけ)間の、往復10Kmをエンジン付きトロッコで走行します。

「操作はアクセルとブレーキのみです。踏切が数か所あるので、一時停止してください。これは廃線なので、通行車両や人がいれば止まる必要があります」
「わっかりました。帰りはどうするのですか」
「回転場に行って、ポイントを切り替えるので何もしないで結構です」(くるっとループになっている所で、方向転換をする)
14号車で、レッツらゴーであります。

さあ、辺渓に向かってGoです。

小雨が降っていますが、びしょ濡れになるほどではありません。しかし、気温が低い(10℃くらい)というのと、風がもろ当たるので体感温度はさらに下がります。しかし、線路の継ぎ目でガタンガタンいうのは、本物の線路を走っている雰囲気が出ていて楽しいです。

Uターン場には、係の人が先回りしてくれていました。複数台運行する場合は、ポイント切り替えのためすべてのトロッコがループの中で待機する必要がありますが、この時間は1台のみの運行でした。

がっちゃんとポイントが切り替わったら、復路を疾走します。相変わらず寒いのですが、道と並走する部分があり車から手を振ってもらえたりします。(これは、少し嬉しい)また、「なんじゃこりゃ」という顔で、車を停めてみる人もいます。本格的なトロッコで、思いの外楽しかったですわ。

現在のJR宗谷本線の美深駅は、立派な駅舎となっています。

ここには、美幸線の資料展示室があります。(入館無料)

日本一の赤字路線を逆手にとったイベントも行っていましたが、1985年(昭和60年)9月16日に全線廃止となりました。

せっかく美幸線跡を走ったので、ここも寄ってみるといいでしょう。

また少し時間があるので、美深町文化会館COMを訪れます。
北海道中川郡美深町西町22番地 入館無料

ここには郷土資料館があり、無料で見学ができます。

羆さんがお食事中のようなので、刺激しないように静かに見学しましょう。

アイヌ文化の展示品は、各自治体にもかなり保管されていますね。

明日は、名寄からスタートです。