子どものころは、T京のN野に住んでいて自転車が主な移動手段だった。自転車のタイヤもいまほど品質は良くなかったのだろう、年に何度も愛車のパンク修理を近所の自転車屋にお願いしていた。

 結構、近所には自転車屋も多く持って行くと、おいちゃんが「はいよ」という感じで、ちゃちゃっと直してくれた覚えがある。何度も修理を繰り返すので、タイヤチューブは継ぎはぎだらけだったように思うけど大事に乗っていた。今住んでいるところの近所には、そういう自転車修理を行ってくれる店はないし、自転車販売店といえば大手スーパーの「イ〇ン」とか、ホームセンターの「ナ〇コ」くらいである。持って行くのも大変だし、そもそも修理をしてくれるのかも分からない。(あえて聞いたことはない)

 代わりに、100均に行くと自転車の「パンク修理キット」が売っている。

 ある日、駅まで自転車で行こうとしたら、パンクしていた。オーマイガー! 100均パンク修理セットの出番じゃ。

 バケツに水を入れて、チューブの傷を探します。どこかで空気が漏れているはずである。(昔、自転車屋のおっちゃんがやっているのを見た)

  ここじゃ! 2か所傷があるように見えます。(いきなり2か所かよ)

 キットの「ゴムのり」を塗ります。

 キットのパッチを慎重に貼ります。

 トンカチでたたいて馴染ませます。パッチの保護シールは取り外します。

 よっしゃ完璧だぜ、パンク修理は任せろ・と思ったが、10分後にはタイヤがぺしゃっていた。なんでやねん。再度、バケツに水を貼って調べたら別の部分も傷があり、空気が漏れていた。(なんで3か所同時やねん)同じ手順で、修復しました。

 無事に、修理完了しました。

【教訓】

・障害箇所は複数あるかもしれないと思え。(今回は3か所もあった)

・修理したら、面倒でも試験をしろ。(思い込みは、手間を増やすだけ)