2022年11月13日(日)に、篠栗町の第61番札所山王寺で「柴燈護摩・人形供養・財布供養」が行われた。四国八十八か所巡りは有名だが、ここ篠栗町にも篠栗八十八か所巡りがあり、「ゴリパラ見聞録」でも紹介されたことがある。

 ちょうどその日は、JR九州ウォーキングが行われており、コースに山王寺が入っていたので、必然的に訪れたのであります。

 タイミングよく、ちょうど火入れ式の時間に到着しました。

 例年より見学者は少ない感じですが、見物する方としては見やすかったですね。呪文を唱えながら、護摩をくべていきます。

 参列者の鞄やリュックを祈祷していただけます。N村的には、たいしたリュックではないので、祈祷不要と判断いたしました。

 これでは火は渡れませんね。もうしばらく落ち着くのを待ちましょう。さすがに燃えちゃいます。

 火が落ち着いたところで、道を作っていきます。

 まず、僧の人たちが渡ります。

 写真を撮っていたら、後ろのおばちゃんから「ちょっと」という声がかかりました。
「ん、なんか邪魔したかな?」と思ったら、ズボンのすそをカマキリが這い上がっているとのことでした(笑)
「あー、有難うございます。ここにいると危ないので、避難させてきます」

 ということで、カマキリさんを安全地帯に避難させました。

 ふたたび、火渡りの儀を見学します。一般人の火渡りが始まりました。

 火渡りの条件は以下の3つです。
①靴と靴下は脱ぐ(そこいらに置いておく)
②脱帽する
③自己責任

 地面は土で小石がたくさんあるので、結構痛いです。僧が持っている鈴で背中を清めてもらってから渡るのですが、列が2つあり出発が隣の見知らぬ小学生とたまたまかぶりました。通常は真ん中を渡るのですが、同時出発になってしまったので少し横に逃げたところ・・
「あち、あちっ・・」
 思いっきり高温の炭(みたいなもの)を踏みつけて、半分飛びあがりました。

【教訓】火渡りは道の真ん中を渡れ。なにがあっても、自己責任。
 当然足は汚れるので、洗い場が用意されています。ありがたいなぁ。良い経験をさせていただきました。

 たしかここには飼い猫のみーちゃんがいたと思うのだが、小雨が降ったせいか姿が見えませんでした。数年前訪れた時は、お地蔵さんのお供え水を元気に飲んでいたのですけどね。元気でいるといいのですが。

 福岡県糟屋郡篠栗町大字篠栗2361  入場料などはなし。