【キングスパークと讃岐うどん屋】
パース市内で、簡単に行ける所といえば、キングスパークがある。赤ネコに乗ると、20番停留所のハブロックストリートが近い。でも緑ネコの方が、もう少し近くまで行ける。
ぶらっと歩いていると、オージーから声をかけられることも多い。
「ハロー」
「あ、ハロー」
「キングスパーク行くの?」
「です、ところでパークの入り口ってどこですか」
「あぁ、そこを左に曲がって、交差点を右に行くとすぐだよ」
「サンキュー」
↓ここを右やな。キングスパークと書いてある。

入園無料です。ちょっと高台にあるので、パース市内の眺望抜群です。多分、夜景はすばらしいのかなと。

まずは、インフォメーションセンターへと。どこもそうなんだけど、入るとすかさず話しかけられる。
「初めて?」
「です」
「じゃあ、地図をあげますね。今ここで、園内はあーたら・こーたら。展望台もあるから、行くといいわね」
「どうも、有難う」
こういった施設や観光地では、親切心抜群であるので、簡単な受け答えは出来るようにしよう。

戦争記念碑があります。第一次、第二次大戦の戦没者の名前が刻まれています。

赤い花が咲いている・・と思ったら。

毛糸の手作りだったんですね。

園内は、オーストラリア国内の、いろいろな地域を再現している。

珍しい、植物が多いです。

バオバブの木ですが、移植されたものです。

たわし、みたいだな。

「あぁ~・・⤵」
ん、カラスのような声だけど、英語圏なのでカラスの鳴き声も違うのか。なんというか、「かぁ」ではなく、「あ~⤵、」みたいな。ネットで、オーストラリア_カラスとか調べると、声が聴けるでしょう。耳につくというか、笑える鳴き声です。

さて、インフォメーションで紹介された、DNAタワーに上りましょう。なぜ、DNAかって?2つの螺旋が絡んでいますね。(もう、お判りでしょう)360度、いい眺めです。

歩いていたら、日本人らしき軍団(といっても6~7人)と遭遇。
「こんにちは」
「こんにちは、あ、日本の方ですか」
「です。パース市内に泊ってます」
「我々は、フリーマントルなんですよ」
「ん、もしかして、しらせの乗員ですか」
「そうです、よく知ってますね。明日、出航です」
「その情報、事前に調べていたんで、出航はフリーマントル港に見送りに行きますよ」
海自の隊員たちでした。余暇を利用して、キングスパークに来ていたんですね。砕氷艦しらせは、ここフリーマントルで極地研究所の隊員たちを乗せて、南極に向かうのである。※

ま、公園は2~3時間もあれば、ざっと見て廻れます。昼飯は、市内中心部の「一二三屋」に行ってみましょう。

日本人経営の「讃岐うどん屋」なのである。おっと、大盛況だぞ。

讃岐らしいメニューが並んでおり、注文の仕方も英文で説明が書かれている。

「ぶっかけを」日本語OKというか、日本人スタッフが働いている。
「はい」

讃岐うどんというだけあって、コシはあります。ぶっかけの出汁は、もう少し濃ゆい方がいいような。(但し、N村比)
パースのフリーペーパーがあったので、貰って帰ります。飲食店関係の紹介がメインかな。

※砕氷船しらせは、海自の船である。当然、海自の人たちは日本からフリーマントルまで、海路で来るのだが、極地研究所等の隊員達(民間人)は、空路でフリーマントルに入り、ここからしらせに乗艦するのである。
つづく