さて、割引券を使って400円で入館します。黄色いシールを貰い、胸に貼って入館だ。これがあると、一日出入り自由である。外に提示している飛行機も見放題。お勧めは「B747セクション41」の見学とDC-8のシュミレータであります。どんどん埋まっていくので、早めの予約がいいだろう。

「セクション41の予約をお願いします」
「500円です、5分前に掲示版の前に来てください」
「分かりました」
B747-212Bのセクション41とは、飛行機の先頭部分を指す。B747の機体のうち、ボーイング社が直接製造しているのは、機首部分と主翼部分である。各部分にはセクション番号が割り振られており、機首部分は「セクション41」と呼ばれているのであります。

これです、セクション41は良く壁にかかっている鹿の首部分みたいな状態でありました。ちなみに、その他の部分は各飛行機メーカーが担当しており、最終組み立てがボーイング社によって行われるのであります。このB-747-212Bは、1980年9月11日生まれ。シンガポール航空⇒ガダールインドネシア航空⇒ノースウエスト航空を経て、アリゾナ州マライで整備保存されていたものとのことです。

あれ、今回のツアーは1人か?(そんなことはないばずなのだが)
「好きな席に座って下さい。これから説明を始めます」
といっていたら、後から若いカップル登場。ほっ、3人になった。1対1は、ちときついからな。夫婦でもなさそうだし、恋人というのもちょっと違和感がありそうな雰囲気です。(なんだろう?)

ここは、客室部分であり操縦席はさらに上にある。天井部分に張り巡らされている無数のワイヤーは、操縦室から伸びているとのこと。油圧でこれが動くのだ。ん~、思った以上にアナログチック(笑)

座席の下には、機器が設置されている。

操縦室にも入れます。
「座っていいですよ、左が機長席で右が副操縦士席です」
「じゃ、左に」
「座席を動かして、座りやすい位置にセットしてください」
「はい」
「写真を撮りますよ」

次はカップルに・・
「どうぞ、座って下さい」
「はい」兄ちゃんが機長席、姉ちゃんが副操縦士席へ
「じゃ、写真撮ります」
「あ、いいです」
「せっかくなので、1枚いかがですか」
「いや、ほんとに写真は・・」
頑なに写真を拒んでおりました。ま、証拠は残さない派なのでしょうか(笑)
次は、DC-8のフライトシミュレーターです。こっちは、100円です。定員15人となり、座席指定です。

ローテートのアナウンスと共に、操縦桿を引きます。離陸したら、すぐにギアアップします。←ちゃんと、教えてくれます。

飛行機の音はスピーカーから出ており、若干座席も振動するので、フライトの感じは出てます。約30分ほどのフライトでしたが、結構楽しめます。操縦は完全自動操縦なので、墜落や離着陸の失敗はありません。

これらのツアーやアトラクションは100円~500円ほどですが、1回の定員が少ないので、無料で行列になるよりは有料にして、ほんとに参加したい人が参加できるようにしておいた方がいいような気がします。
ツアーは、航空会社をリタイヤした方が、ボランティアでガイドをしているようで、大変お世話になりました。有難うございました。
航空科学博物館 千葉県山武郡芝山町岩山111-3