こないだ、葛飾の堀切菖蒲園に行ったのである。菖蒲祭りに合わせて、アイリス会主催のボランティアガイドによる、堀切まち歩きがあるという。

「10時半に申し込みたいのですが」
「はい時間前に、ここに集まって下さい」

 ということで、時間通りにボランティアガイドによるガイドツアーが始まった。参加者は、じじばば中心に20名ほど。←お前もなぁ。 

 まずは「あじさいの小道」です。ここは暗渠になっているようですね、かつての川の蛇行に沿って道がある感じです。
「今年のアジサイは、あまり良くないようです」とのことです。
 ちょっと色あせたのが多いような気もしますが、綺麗なものもあります。

 極楽寺の「いぼとり地蔵」です。かけてある塩を、いぼに塗るとたちどころに直ると言われてます。

「いぼ以外にも、悪いところに塗ると良くなると言われてます。でもダメなところが一か所あります」
「・・・」
「それは、頭です」
「あはは・・」
「悪いところが治ったら、塩を納めに来て下さい」

 そうか、頭が悪いのはダメなんかぁ。しかたないなぁ。

 ここ、極楽寺は真言宗豊山派で、堀切で一番古い寺とのこと。ご本尊は阿弥陀如来像ですが、住職が代わった時しか開帳しないとか。今の住職も、当然ながら一度しか見ていないとか。

 極楽寺には「首塚」があります。首塚といっても、本物の首が納められていることが無い場合もありますが、ここには本物の首が納められています。昭和2年に、ここの近くにあった弁松楼(当時料理屋で現存しない)の改修工事の際にドクロが出てきたので、供養をしてここに埋葬したとのこと。近くには鎧などもあったそうなので、武者だったのだろうか。どこから出てきたかは、ピンポイントで教えてもらいましたが内緒にしておきます。

 堀切小学校の敷地に隣接して、郷倉があります。江戸自体の年貢米貯蔵庫が、そのまま残されています。茅葺まで残っているのは、都内でここだけだとか。

 昔の小学校には「二宮金次郎」がいましたね。歩きながらも学問にいそしんで・・みたいですが、今でいう歩きながらスマホですので、歩きなんとかはあまり推奨されないかも。

 町歩きの全部は書けませんが、最後は七福神です。ここ一か所で、七福神めぐりは完了できるので、お手軽ですね。ちなみに平成6年に建てられたので、新しいものです。

 約1時間40分の楽しいツアーでした。ボランティアガイドのH野さん、有難うございました。
 昼時なので「手打ちうどん、どん」に行ってみました。

 あれ、入ってみたら空いているし、菖蒲祭り限定のランチメニューになっている。1,300円~でセットの3種類くらいしかなく、観光地価格なので退散。祭り限定メニューしかないんだったら、外に書いておいてほしいなぁ。
 菖蒲祭り会場付近は価格が読めないので、駅に向かいましょう。昼時でも店内が空いているので変だなぁ、とはちょっと思いましたが。
 
 東京都葛飾区堀切2-19-1 堀切菖蒲園