こないだ、JR吉塚駅に行ったのである。駅南口から、徒歩5分くらの商店街に「旧若桜湯」があります。
 ↓「ゆ」の看板が目印です。

 この、吉塚商店街第1ブロック通りを入ると、レトロな商店街が広がっています。

 ここに、若桜湯改めシェムリアップがあります。看板を見ると、ラジウム風呂とか超音波風呂、その他いろいろな浴槽があったようです。

 銭湯なので、男湯と女湯があります。男湯に入ることにします。先客は男2人でした。

 銭湯風なのですが、カンボジア料理店です。以前は銭湯だったのですが、廃業後改修して飲食店としたわけです。ランチは14:30までと書いてあるが、もう14:40になっていました。もしかしてダメか?
「いらっしゃい」
「まだ、ランチいいですか」
「どうぞ」(助かりました)

 営業時間は、ランチタイム(11:30-14:30)と、ディナータイム(17:00-22:00)に分かれています。 

 本日のランチです。 

「Bの豚肉のナンプラーをお願いします」
「辛さは普通と、辛口があります」
「辛口で」
 すっごいボリュームです。米粉うどんは、パクチーたっぷりのベトナムフォー風。

「もっと辛いのが良ければ、ビンに入っている辛味をどうぞ」
「わっかりました」

 かかってきなさいといわんばかりの、カンボジア料理だな。東南アジア系の料理が好きな人にはいいかも。豚肉は、日本人の味覚にも合い美味いです。日本人向けにアレンジしたカンボジア料理じゃなく、現地で食べるような料理を堪能したい人にはお勧めです。夏なので、スイカも付いて750円はお値打ちです。

 それと、男湯=テーブル席 女湯=座敷席となっておりますので、どっちに入ってもOKです。店内は銭湯を改造しているため、下足箱とかそのまま残っており、面白い造りになってます。こんな店は、初めてです。
 (シェムリアップというのは、カンボジアのアンコールワットがある都市です)

 ↓シェムリアップの住所です。

 福岡市博多区吉塚1-16-14 Pなし 各ランチセット 750円
 吉塚商店街は、1950年代頃から始まった商店街です。前川清さんの、笑顔まんてんタビ好きで紹介されました。吉塚駅周辺で、ここだけ昭和のまま時間が止まったような場所です。日本人経営の店もありますが、アジア系料理店が多く異国情緒があります。
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 2021/10/16追記
 本日、訪問したところ別の店舗となっておりました。残念ながら閉店です。

 

 たまに吉塚商店街がTVにとりあげられますが、東南アジアから来た人たちが営業する店(この店ではない)は、深夜まで大音量で音楽を流したりして、近隣との軋轢もあったそうです。自分の国では当たり前のことがなせダメなのか?と理解できず、結局この商店街から出て行った人もあったということです。文化・風習の違いはあるでしょうが、日本で営業するには商店街や地域のルールに従うべきと思います。