佐世保を母港とする、水中処分母船5号(YDT-05)が博多湾にやってきた。YDT-05は、2018年7月14(土)~15(日)に一般公開されました。

 博多駅から西鉄バス(88系統)で、マリンメッセ前まで行くと、すごい行列があった。なんや~?と思ったら、若者グループのコンサートがあるらしい。

 そこを超えていくと、YDT-05が停泊していました。

 簡単な手荷物検査の後、乗艦できます。

 水中処分船とは?

 機雷や不発弾を処理するための艦船です。今でも港湾工事の際に、不発弾が見つかることがあり、その際は処分要請がなされ、安全に爆破等で処理するとか。

 比較的、小型の船舶です。船主まで行くことができ、その後はブリッジへ行きます。

 ブリッジも入室可で写真撮影もOKです。意外とこじんまりしていますね。

 隊員食堂です。あれ、なにやらビデオが上映されています。

 これは、南極観測船「しらせ5003」の行動記録です。南極観測の多くのビデオは、観測隊が主体として作られていますが、これは海自が主体のビデオです。(しらせは、海自の船です)

 キッチンにはミリ飯がありますね。

 艦内には、意外にもジュースの自販機がありました。

 ぐるっと一周して、そろそろ最後の展示です。これは、潜水病対策の加圧器です。中をのぞいてみましたが、かなり狭いです。

 人も少なかったからでしょうか、缶バッチと乾パンを頂きました。

「ツナサラダ食べてみますか」(真空パックのミリ飯です)
「いいんですか」

「結構いけますね、ちょっと味付けが濃ゆいですけど」
「我々は、体力を使いますから、味付けの濃ゆいみのが多いのです」
 最後に、YDT-05のパンフレットを貰い、お礼を言って帰路につきます。

 普段見られない、珍しい水中処分母船を見学させていただきました。
 YDT-05 母港:佐世保 建造:前畑造船所 平成14年7月進水 平成15年3月就役