こないだ、昭和館で行われた高橋春人のポスター展を見に行ったのである。地下鉄九段下駅をおりたら、昭和館はすぐである。

 戦中から昭和40年代に手がけたポスターを展示してます。今回の展示のために、ご遺族からも作品等を借用したそうです。
 これは、代表的なポスターですが、館内は撮影禁止ですので、写真はありません。

「展示解説があると聞いたのですが」
「14時からですので、時間前になったら3Fの受付前に来てください」
 ということで、約40分にわたる解説を聞いてきました。参加者は25人くらいでしょうか。そんなに広くもない展示場でしたので、このあたりの人数が限界かなと思います。

 戦中は当然ながら、戦意を向上するポスターなのですが、戦後は赤十字の共同募金や、福祉関係のポスターを沢山手掛けてます。また、パラリンピック(東京1964年)のポスターは有名だとか。(自分は子供のころだったので、記憶にありませんが)

 当時のポスターは紙質も悪く、雨に当たるとすぐにだめになったということです。そういうわけで、使用されず秘蔵されいてたポスターの展示です。あと、当時の写真は白黒だったので、ポスター用に後から着色をして作ったそうです。少ない配色で、効果が出るように工夫されていました。

 それと、ポスター用の写真には、高橋氏のご家族が映っていることがあります。寄付金付き切手のポスターなどは、封書に自分の住所が書いてあったのを使ったとか。ただ見て回るだけでなく、解説していただくと、なるほどなぁと思うことが多いですね。

 昭和館 東京都千代田区九段南1-6-1 特別企画展 入館無料 (常設展は、別途入館料必要)