こないだ、JAXAの相模原キャンパスに行ったのである。京王線橋_本駅⇒JR横浜線_淵野辺駅⇒バスというルートである。淵野辺駅でおりたら、宇宙兄弟がお出迎してくれました。
2番バス乗り場、36,37循環バスで「市立博物館前」下車すぐです。
入館無料ですが、受付で手続きをして入門書を受け取ります。
屋外には、M-Vロケット(右)と、M-3SⅡロケット(左)の原寸模型が展示されています。
館内に入ります。まず目につくのか、小惑星「いとかわ」に行ってきた「はやぶさ」ですね。満身創痍になりながらも、カプセルはオーストラリアで回収されました。はやぶさはイオンエンジンで推進力を得ていますが、4基あるイオンエンジンのうち3基が停止し、残りの1基も性能が低下してしまいました。このままでは、ミッションの遂行が絶望的になります。
イオンエンジンは、大きく分けてイオン生成部・加速部・中和部から構成されますが、故障したエンジンはすべての部分が使えなくなったわけではなく、生きている部分をうまく組み合わせれば動作するエンジンが作れるということが分かりました。しかし衛星は1gでも軽くしないといけないので、余分な装備は搭載できません。緊急事態を回避する機能は、搭載されていないはずでした。
しかし、あるエンジニアがこういう事態を想定して、回路をクロス接続するダイオードを秘密裏に組み込んだそうです。(正面切って言ったら却下されるのは分かっていた)もうダメかという時に「実は手があります」と奥の手を出して、生きている部分を組み合わせて正常に動作するエンジンを1基作り出し、ミッションを成功に導きました。先見の目がある優秀なエンジニアがいたおかげで、カプセルが回収できたというわけです。(という内容をTV番組でやっていたが、JAXAのページではあらかじめ裏ワザとして組み込んでいたと書いてます。どちらが本当に近いかは分かりません)
詳しい内容は、JAXAのHPで公開されています。
https://www.jaxa.jp/article/special/hayabusareturn/kuninaka01_j.html
はやぶさは、相模原キャンパスの、この台車(本物)で組み立てられたとのことです。
「星の王子様に会いに行きませんか」というキャンペーンを行い、149か国・88万人の名前が書かれたシートを「いとかわ」まで運びました。実は、自分の名前もこの中にあるのです。
土日は「ロケット打ち上げ音響体験」があるのですが、その日はお休みでした。また、展示館内には休憩用テーブルはありますが、食事不可です。食堂はあるのですが、平日のみの営業となってますので、要注意です。
スタンプラリーあります。特に、景品などはないようですけど。(笑)
神奈川県相模原市中央区由野台3-1-1