こないだ、博多港に海上自衛隊の「訓練支援艦てんりゅう」が寄港し、一般公開があるとの情報が入りました。(ネットで見つけただけなんですけど)さらに、抽選で体験喫食ができるといことです。こんなチャンスは滅多にないので、すぐにメールで応募しました。くじ運が悪いので全然期待していなかったのだが、当選メールが来ました!これで、今年の運は使い切りですね。
くじに当たったので、5月26日に博多ふ頭に行きました。
まずは、一般公開に参加します。簡単な持ち物検査を受けた後、乗艦します。 一般公開なので、だれでも参加できます。
船首の速射砲です
訓練用の、砲弾です
「持ってみますか?」
「いいんですか、じゃあせっかくなので持たせて下さい」
3Kgくらいかな。両手で持てば、大丈夫な程度です。なぜ訓練支援艦というのかというと、この無人標的機の運用と、訓練の成果解析を行うための船だからだそうです。
説明も書いてありますが、質問すると親切に答えてくれます。
「これって、1度飛ばすと木っ端みじんになるのですか?」
「いや、すごく高価なラジコン飛行機なので、当たる寸前にミサイルを外します」
「なるぼど~」
「わざと直前に外しても航跡解析はできるので、それで評価できるのです」
「あれも標的機ですか?なんか雰囲気が違いますね」
「あれは、海上に落下した標的機を回収する訓練をするときのダミー標的機です。隊員の手作りです」
「良く出来てますね」
「本物は高いですからね」
近寄ったら、「よしたか改」と書いてある。(笑) よしたかさん製作の、改造バージョンなのかな。
落下傘で海上に不時着した標的機を回収するために、ダイバーも乗船しています。左はドライスーツで、右はウエットスーツです。
午前中に行ったのですが、それほど混んでいなかったのでゆったり見られました。
ひととおり見学が済んだので、一度退艦して体験喫食の受付をします。体験食事の代金として434円を払います。(安っ)
参加者は、30人弱くらいです。海自隊員の案内付きで、食堂に行きます。(勝手に、うろうろされても困るからな)セルフなので、だいたいの動きを説明してくれます。狭くて全員は見られないので、後ろの人は前の人の動きを見ながら真似をするという方式になります。讃岐のセルフうどん店と同じイメージですね。
カレーなので、自分の食べられる量をとります。カレーは中辛・激辛とありますので、ハーフ&ハーフにしてみました。カレーなので、ご飯は結構いけるやろうと思い、ちょっと多めにとりました。
・内容は、カレー、サラダ、から揚げ(4個)、ゆでたまご、福神漬け、パックの牛乳、フルーツポンチです。
・カレーなので、ご飯多めで大丈夫と踏んだが、かなり腹にたまります。
・カレーの激辛といっても、火を噴くほどではない。(普通に食べられます)
・から揚げは、中まで味が染みており美味い。
・全体的に濃ゆい味付けのような気がするが、ミッションを遂行するために体力を使うので、隊員向けにはいいのかなと思う。
食堂にはTVもあり、ご意見箱もあります。こういう食事がいいとか、意見を言うのかな?
海自のカレーは艦船ごとにレシピがあり、それぞれ味が違うと聞きます。「訓練支援艦てんりゅう」のカレーは、粘度が高く、かなり美味いと思います。思いがけず、貴重な体験をさせていただきました。隊員の皆さんも親切で、質問にも答えていただきました。食べ終わると、牛乳の紙パックなどはゴミ箱に捨て、鉄板(食事をとるプレートをこう呼ぶ)を返却して退出します。
「有難うございました」と言って退艦しました。