こないだ、久しぶりにレコードでも聞いてみようかなと、思ったのである。オーディオアンプは、SANSUIのプリメインアンプのAU-α607MRである。
 
 レコードをセットして、針を落とすと ぶー音が発生しました。あれアースが外れているか、接続がおかしいのかな? 音も出ません。これは、間違いなく壊れてますね。レコードプレーヤーが接続されいてるRCAのPINジャックを調べると、なぜか固定されてなくてぶらぶらする。おかしいな?

 どうやら、アンプ側のPINプラグにストレスがかかって、メスのジャック側が機械的に破壊された模様です。アンプ自体が重いので、ラックに収容した時にストレスがかかり、且つ経年劣化もありプラスチック部分が破壊されたものと推定しました。


 ラックから引き出して、ケースを開けてみました。購入後20年以上経っているので、ほこりがたまっています。(後に清掃しました) 真ん中には、重量級のトランスが鎮座しているので、かなり重いです。

 さらに分解していくと、基板のはんだ割れを見つけました。この基板を調べるために、コードを2本基板から外しました。(はんだ付け部分を外した)

 ネットで調べたら、SANSUIはパワーアンプから撤退している模様です。別会社で、サンスイのアンプを修理している所はあるようです。壊れた部品さえ手に入れば、PINユニットを交換するんだけど、特殊部品なので不可だろう。

 手持ちのPINプラグを加工して、直すことにしました。写真左手前の穴からケーブル付PINプラグを入れて基板に直付けし、プレーヤー側のPINジャックと接続できるように改造しました。見た目は良くありませんが、ラックに収容すれば背面は見えません。電気的には修理が完了して、レコードも問題なく聞けるようになりました。

 かなりの年代物アンプですが、いい音するのでしばらくは現役で使う予定です。

 修理費用:手持ちの部品を使用したので0円