年に一度、調布市を流れる野川のほとりにおいて、桜のライトアップが行われる。これは、地元企業のアーク・システム社のご厚意により実施され、営利目的ではないので18時点灯~21時消灯という短期決戦である。但し、多くの人手が見込まれるので、事故防止のため警察による交通誘導があります。さらに今年はテレビの人気番組、マツコの知らない世界で日本一の桜のライトアップと紹介されたので、ものすごい人混みが予想されます。そういう事情は十分に理解している上で、行ってみました。(あと何年東京に住むか分からないため)
早めに、京王線の国領駅に到着しました。まだ、ライトアップするには明るすぎる時間です。
野川方面の案内板があります。親切ですね。
「ここ右に行くより、まっすぐ行った方が近いわよ」
「そうなの、じゃあまっすぐ行ってみましょう」
という声が聞こえたのだが、野川初心者の自分は、看板通りに進んだら人波の本流から外れました。結局駅からまっすぐ行ったグループと合流したので、時間をかけて回り道しただけだったようです。
野川の橋に到着したら、ものすごい人です。少し薄暗くなってきました。
「橋の上で立ち止まらないで下さい」と警察官が連呼しています。
人の流れに乗って、ずずーと進んでいきます。止まると危険です、というか後ろの人に押されるので止まれません。
ほんと身動きできませんわ、ちょっと恐怖心を感じます。将棋倒しになったら大惨事になります。
「立ち止まらないで下さ~い、ゆっくり進んで下さ~い、写真は1か所1枚にして下さ~い」と警察官が叫んでいます。
むむ、ほんとに大変なさくら見物です。
そうこうしているうちに日が落ちてライトアップが始まりました。プロの機材を使っているそうです。
夕暮れ時で、ほんとに綺麗なのですが、コンデジではなかなか難しいですね。
「今年は、マツコで紹介したのですごい人だわ。去年よりさらに増えているな」という声が聞こえました。(やはりテレビの影響は大きかったようです)
時間がたつにしたがって、さらに人が増えていく。
これは、まじで身の危険も感じるほど混んできたので、ライトアップの西の端に行った時に、離脱しようと決断しました。まだ見たい人は、対岸を東に行くことはできるのですか、ほんと動けなくなりました。ついにライトアップの西のはずれに到着したので、そのまま人混みを離れました。
無事脱出し、国領駅となりの布田駅に到着しました。ちょうと1駅分歩きました。
・ほんと、日本一のライトアップというのは、誇張ではないと思う。
・野川の土手は一方通行で、基本的に止まってはいけない。ずるずると人の波に乗って歩いていく。走ってもいけない。
・もっと見たい人は、対岸に渡り逆に進むことになるが、尋常な人数ではない。
・宴会禁止、飲食禁止、屋台なし、ごみ箱なし 地元に迷惑をかけないように。
・点灯は、16時~21時
・実施日は、アーク・システムのHPで2日前に発表される。というのは、その年の桜の開花状況を見極め、一番いい日を選ぶため。
・20時過ぎたら、野川に近づくだけでも行列になっていたらしい。恐るべき、野川のライトアップ。
・警察官が多数出て、交通整理を行っているので、いままで事故はないようです。
出来たら早めに行って、早めの退散がいいと思います。