こないだ、江東区の清澄庭園に行ったのである。地下鉄大江戸線の清澄白河駅で降りて、徒歩5分ほどです。入園料150円という格安である。しかし、強硬突破しようとした若いカップルが呼び止められていた。彼女つれなのに、かっこ悪いな。二人で300円くらい払ったらいいのに。

 チケットを購入し、パンフレットを頂きました。

 ガイドツアーがあります。その日は2班でましたが、最初の班に編入されました。そんなに人が多いのか?と思ったら、若いカップル2組+自分の5人です。カップルは、手をつないで仲良さそう。なんとなくアウェイ感漂う、ガイドツアーに参加です。参加は無料ですが、入場料は必要です。

 岩崎彌太郎が購入し、後に東京市(当時)に寄贈した石庭です。岩崎彌太郎といえば、土佐藩出身の地下浪人(武士ではあるが貧しい家庭の出)で後の三菱財閥の祖となった三菱商会を設立した財界人です。紆余曲折はありましたが、一代で三菱を大財閥にのし上げました。

 水質の悪化に伴い、鯉や野鳥へのエサやりは禁止されました。

 そうとは知らない鯉君達は、人の姿を見ると寄ってきます。腹減った、エサくれやぁと言っているようです。

 梅が咲いてます。(3月初旬に訪問)

 これは展示品の目玉、佐渡赤玉石です。あとから赤く塗ったわけではなく、元からこういう色の石だそうです。全国から、こういう珍しい石を集めているとのことです。

 もう一つの目玉は水鉢となっている保津川石です。自然の形で、こうなったそうですが、確かに珍しいと思います。保津川とは京都の亀岡市から嵐山の渡月橋に至る川で、流域は保津峡として知られており、小舟で川を下る保津川下りが行われています。(行ったことないけど)

「私がガイドの時は、赤玉石と保津川石の人気投票をします。保津川石がいい人手を挙げて下さい」
「はい」1人
「赤玉石がいい人」
「はい」4人
「今日は赤玉石が人気でした」
 ということで赤玉石の勝利でしたが、特になにもありませんでした。

 中の島です。ここに、1本だけ「黒松」があり、それ以外の松はすべて「赤松」とのことです。

 早咲きの寒緋桜(カンヒザクラ)が咲いてます。美しいですね。もうすぐ桜の季節がやってきます。

 清澄庭園:東京都江東区清澄3-3-9 入園料:150円