こないだ、昭和館に行ったのである。都営新宿線の九段下で下車したら、すぐ近くでした。建物でかっ
入り口に近づきました。
記念撮影ポイントがあります。
券売機で、入場券を買います。一般大人300円です。
「エレベータで7階にどうぞ」
「分かりました」
「それと、撮影は禁止です」
「はい、分かりました」
ということで、以後の写真はありません。7Fに上がると受付があり、そこでチケットを見せます。また、音声ガイド器の無料貸し出しもあるので、希望者は申し出ましょう。7F⇒6Fが展示エリアです。昭和館というくらいなので、大体昭和10年から昭和30年ころの展示です。自分が生まれる前の時代で、途中に太平洋戦争を挟んでおり、いろいろと考えさせられます。
昭和という時代は戦争でなにもかも破壊された後、戦後復興ということでがむしゃらに働いてきた時代です。人々は総じて貧しかったころから、国民総中流ということが言われるようになりました。いま思うと、みなが中流という時代は良かったように思います。中流ということは、すごい贅沢な暮らしはできなくても、普通に生活して子供を育てられる環境がありました。働けば、それなりの生活ができていました。銀行のようなどんなことがあっても破綻しない護送集団をぶっつぶせとか、欧米並みの競争社会じゃないと不公平だ、とか郵政は解体して民間会社にしたほうが良くなる、正社員はいらない派遣で十分だとかいうような言動に迷わされて、現代のような超格差社会になり出生率の低下により高齢化社会まっしぐらです。
あげくのはては、外国人に単純労働まで開放して移民を促進するみたいなことを始めました。金持ちは超贅沢な暮らしができるようになりましたが、一般の国民は非正規労働の低賃金にあえいでいる人が大勢います。これでは子供が増えるわけはありません。将来、日本人がいなくなる日本の国というのが見え隠れします。
5Fから下は、入館料不要です。5Fには、映像・音響室があり、昭和のニュース映像などを個人スペースで閲覧できます。ヘッドフォンがあるので、他人に迷惑をかけることなく視聴できます。また4Fは図書室になっておりますが、時間がなく行きませんでした。
展示室のみなら、1~2時間。映像や図書スペースを含めると、半日コースです。(資料が豊富なので、興味がある人は1日コースでもいいでしょう)
昭和館:東京都千代田区九段南1-6-1 入館料300円