こないだ、東葛西の地下鉄博物館に行ったのである。当然地下鉄に乗っていき、東西線の葛西駅で下車しました。博物館は駅に隣接していました。徒歩1分未満で到着です。

 券売機で、入場券を買います。交通系カードが使用可能です。入り口ゲートは地下鉄の乗降口みたいになっていますが、交通系カードのタッチ機能はないので、事前に券売機で買いましょう。

 入館券は210円という、お得価格です。安いですね

 丸の内線といったら、この赤い車体を思い起こします。また、実際に乗ったことも数知れずあります。これは丸ノ内線で走っていた、東京都交通局300形車両のうちの301号車です。300形車両はすでに現役を引退しており、その一部は南米のアルゼンチンに譲渡され、引き続き活躍することになりました。

 

 通常なら、譲渡先で老朽化によりお役御免となった場合は廃車になりますが、この300形に限っては日本に里帰りすることになります。戻ってきた車両は老朽化と共にいたずら書きが多くされ、見るも無残な姿でした。(あまり大事に扱われていなかったようです)なぜ例外的に日本に戻ったかというと、地下鉄黎明期の貴重な車両ということと、非常にシンプルな構造のため、技術的な教育に適していたためといわれています。

 

 実際に戻された車両は4両のみで、584・734・752・771号車なので、ここに展示されているものではありません。

 地下鉄銀座線旧1000系車両の、1001号車もあります。これは1967年ころまで走っていたので、乗った記憶はあります。

 これも見覚えがあります。走行中、時々車内の主な明かりが消えると、この車内灯が点灯しました。当時は、走っているのに何で停電するのかなぁと思っていました。

 それは、第三軌条方式(サードレール方式)という電気の供給方式だったため、駅に進入する際などに、サードレールからコレクターシューが一時的に離れる時に、電気の供給が絶たれるという理由からです。そのため、数秒車内の明かりが消えるので、そのタイミングで車内灯が点きました。通常の照明に比べると車内灯の明かりは微々たるものなので、「わっ暗くなった」と思いますが、真の闇になるわけではないので十分でした。

 地下鉄銀座線の電気の供給源は上部の架線ではなく、下部のレールだったのです。サードレール方式は上部に架線がないため、トンネルの断面積が小さくてすみ、構造がシンプルで架線方式のような断線の恐れがないという利点があります。しかし、高電圧の電気がサードレールに流れているので、一般人が過ってレール付近に降りたりすれば大変なことになったでしょう。

 地下鉄シミュレーターは大人気で、ちびっ子たちの行列です。

 地下鉄のトンネル模型もあります。こうやってみると、でかいですね。

 その他、地下鉄工事のドキュメント映画なども、決まった時間により上映されます。だいたい、3時間くらいは遊べました。売店もあり、地下鉄グッズもあります。

 東京都江戸川区東葛西六丁目3番1号 東京メトロ東西線葛西駅高架下 入館料:210円