こないだ、文京区本駒込の六義園に行ったのである。「りくぎえん」と読みます。ここに来る前は文京区根津にある、根津神社に行ったのですが、そこから六義園までは徒歩で移動しました。
入園料300円を払って、庭園に入ります。
ちなみに、パンフレットは置いてあるので、必要な人は各自で取りましょう。
1月なので、おめでたい一両から~万両の実が並んでます。ちなみに一両の実は、アカネ科アリドオシ属といって、ちゃんと名前がありますが、縁起物として扱われる場合は一両の実と呼ばれます。同じように、十両・百両・千両・万両の実というのがあります。
それぞれに、名前が書かれています。
11時と14時に、無料庭園ガイドツアーがあるとのことです。土・日・祝日に限って開催されます。
庭園を散策していたので、集合時間にちょっと遅れて集合場所に行ってみました。すでにツアーは始まっているようですが、ツアーに入れてもらいました。ガイドはボランティアのT川さん(仮名)です。ガイド1人+客7人かなと思ったら、内一人はガイドっぽい服装をしているので、サポート役だなと分かりました。そうすると客は6人ということになります。さらに案内が進んでいくと、女性が資料の入ったファイルを持っいることが分かりました。この人も、関係者ですね。つまり客は5人なので、思ったより少なかったです。
六義園は、川越藩主の柳沢吉保が築園した大名屋敷です。
これは松の雪吊りと、ソテツなどを寒さから守る霜よけです。ちなみに、雪吊りひとつをとっても、いくつかの方式があるそうです。雪深い金沢の兼六園では冬が近づくと、松の雪吊りを行うというのは有名ですが、東京でもやるのですね。たしかに東京でも、年に数回は雪が降ることがあるので、その際に大事な松の枝が折れるといけないので、実施するのでしょう。
その日は、とても寒かったので、霜よけが大活躍だったことでしょう。
滝見茶屋があります。昔は上水を引き込んでいたそうですが、現在は地下水をポンプアップして池に注ぎ込んでいるそうです。
渡月橋があります。渡月橋といえば京都を連想させますが、和歌から名前はきているので、ここも渡月橋と呼ばれています。
池に、鵜がいます。首に縄がついて、かがり火をたいた船で働いているのは見たことがありますが、のら鵜は初めてです。
ガイドツアーは、庭園の歴史・和歌の話・植物の話や歴史・国語・生物の授業を受けているような内容が濃ゆいものなので、割愛します。ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
「これは、クチナシの実です」
「ほっほ~」
「何に似てますか?」
「なんだろう…」
「将棋盤の足の部分に似ていませんか?」
「たしかに」
将棋の勝負に口を出すな⇒クチだすな⇒クチナスナ⇒クチナシとなりました。(なるほど)
「いろいろ説明しましたが、結局覚えているのはこれだけ、っていう人が多いんですよ」
「あ、納得です。本日は詳しい説明、有難うございました」
「また、別の季節に来て下さい」
あらら、客と思ったおばちゃんも、ガイドの関係者だった。結局、客は4人だぁ。
入園料:300円
六義園:東京都文京区本駒込6-16-3