こないだ、豊島区雑司ヶ谷(ぞうしがや)の鬼子母神に行ったのである。地下鉄副都心線の雑司ヶ谷駅で降りました。
都電荒川線の踏切を渡って、鬼子母神に向かいます。かつて東京には多くの路面電車の路線がありましたが、車の増加と共に渋滞が激しくなり、ついには路線の廃止が始まりました。当初はすべて廃止の予定だったようですが、荒川線だけが生き延びました。
これは利用客が多かったということと、三ノ輪橋から早稲田間の9割が専用軌道(道路との共用ではない)で、渋滞の原因にはならなかった。それと、専用軌道部分で並行する道路がなくバス代替が難しいといった理由があったようです。実際に乗ってみると乗降客が多く、いつも混んでいます。専用軌道部分を走っていると、路面電車というより通常の電車のように感じます。
雑司ヶ谷近くの線路は、両脇にシートがかかっており工事中のようです。
徒歩数分で、商店街入り口に到着します。
祝日ですが、それほど人は多くないようです。
カレンダーとか手帳とかが箱に入っており、「ご利用できれば、お持ちください」とある。手帳を1冊頂きました。大変有難うございます。(欲しかったので感謝いたします)ちなみに帰るときに見たら、ずいぶん減ってました。
鬼子母神堂境内には「おせんだんご」があります。ここには、江戸時代からたくさんの茶屋や料理店があったそうですが、いつしか姿を消していったとのことです。しかし、名物「おせんだんご」を望む声が多く、今は不定期ながら唯一の茶屋で販売しています。
祝日に行ったので、運よく営業をしていました。
「おせんだんごを1つ下さい」
「540円です、食べていかれます?」
「はい」
お持ち帰りもできますが、茶屋で食すとお茶を出してもらえます。
ごちそうさま、江戸の味を楽しみました。
おせんだんご:540円
鬼子母神堂:東京都豊島区雑司ヶ谷3-15-20