こないだ、JR新橋駅近くの旧新橋停車場に行ったのである。生憎、天気が悪かったので、あまりいい写真が撮れていません。この建物は、明治5年に開業した日本初のターミナルを復元したものであり、中はレストランや鉄道展示室があります。
ここには、日本で最初に新橋から横浜間に鉄道が敷設された時の、0マイル起点があります。明治維新後、明治政府は日本の近代化に向けて、イギリスの技術支援を得て鉄道を敷設しようとします。しかし薩摩藩の西郷隆盛は、鉄道より武力増強を主張し、これに反対しました。
鉄道の路線にあたる、田町から品川の多くの土地を薩摩藩が所有しており、鉄道は通させません。交渉は難航したため、ついに海の中に堤を建設し、鉄道を敷設することにしました。当初は海の中の線路も、東京湾の埋め立てに伴い、だんだんと陸地の中に取り込まれることになります。そのため、現在の路線(東海道線とか山手線や京浜東北線)に乗っていても、海があったとかは想像もできません。
レールがあるが、ここの一部分だけ復活させています。当然、列車は走りません。
2Fが鉄道歴史展示室になっており、SLのビデオが流れています。おっちゃんたちが椅子に座って、かぶりつきで見ていました。(鉄っちゃんかな)ちなみに、展示室内は撮影禁止です。
停車場の説明版がありましたが、雨足が強く良く映りません。(悲)
暗くなってきたので、帰りましょうか。新橋駅には日本テレビがあり、変わった大時計があります。
宮崎駿氏デザインの日テレ大時計(からくり時計)は、1日5回動作するのですが、待っていられないし雨も降っているので帰ります。いつか機会があれば見てみたいものです。
0マイル標識:東京都港区東新橋1-5-3