こないだ、高輪の泉岳寺に行ったのである。生憎の雨降りだったが、都営浅草線に乗り泉岳寺駅に到着しました。

 徒歩数分で、泉岳寺に到着です。天気が悪いので、人は少なめのようです。

 境内はこのようになっています。泉岳寺は忠臣蔵で有名な、赤穂浪士の墓があることで知られています。12月になるとテレビで忠臣蔵を放送することが多いので、赤穂四十七士の名前はみなさんご存じと思います。忠臣蔵は後世の人が作った(史実を基にはしているが)ドラマなので、吉良が悪者で浅野がかわいそうというように描かれていますが、実際はいろいろとあるのかなと思います。墨田区両国には吉良邸の一部が残っていますが、そちらを見学するといい主君であったという記述があります。立場によってものの見方は変わります。

 

 忠臣蔵のお話ですが、吉良上之介義央(きらこうずけのすけよしなか)に侮辱された浅野内匠頭(あさのたくみのかみ)が、江戸城の松の廊下で切り付けるという切傷事件が原因で、浅野内匠頭は五代将軍綱吉から即日切腹を申し付けられました。家臣たちは仇討だということで、12月雪の降る寒い日に吉良上之介の首をとり、ここ泉岳寺まで持ってきました。

 

 江戸の庶民や武士たちからは忠義だといって称賛されましたが、幕府が許すわけもなく赤穂浪士にも切腹が申し渡されました。浅野内匠頭と赤穂浪士たちが、ここに眠っています。

 大石内蔵助さんが、連判状を手にして江戸城の方を睨んでおります。

 墓地の方に行くと、浅野内匠頭の大きな墓があります。

 その横には、赤穂義士の墓があります。主君をお守りしているのでしょう。

 泉岳寺には、討ち入り後吉良上野介の首を洗ったという、首洗い井戸があります。また、赤穂義士記念館があり、ゆかりの品や遺品などが展示されていますが撮影禁止です。

 入館料500円を払って見学します。

 義士記念館と対向して義士木造館があり、記念館と共通の券で見学できます。ここも撮影禁止です。赤穂義士の木造人形が展示されてますが、一部の人形は修復中だったりもします。

 吉良上野介義央の屋敷跡は墨田区の両国ですが、打ち取った首を持ってここまで歩いてきたんだなぁと、しみじみ思いました。また、欧米系の外国人観光客が多いのには驚きました。忠臣蔵を知っていて来ているのかな?

 泉岳寺:東京都港区高輪2-11-1