こないだ、文京区白山の小石川植物園に行ったのである。正式名称は「東京大学大学院理学系研究科附属植物園」という長い名前です。小石川植物園のHPには「この植物園は日本でもっとも古い植物園であるだけでなく、世界でも有数の歴史を持つ植物園の一つです」と書かれています。
また「約340年前の貞享(じょうきょう)元年(1684)に徳川幕府が設けた「小石川御薬園」がこの植物園の遠い前身で、明治10年、東京大学が設立された直後に附属植物園となり一般にも公開されてきました」ともあるので、歴史のある植物園ということがわかります。貞享元年といえば、五代将軍徳川綱吉の時代です。綱吉の将軍時代は延宝8年~宝永6年ですが、延宝(えんほう)⇒天和(てんわ)⇒貞享(じょうきょう)⇒元禄(げんろく)⇒宝永(ほうえい)と、5つの元号に渡っています。
小石川植物園のHP:https://koishikawa-bg.jp
都営地下鉄三田線の白山駅でおりて、徒歩15分くらいです。
正面入り口に到着しました。
券売機で入園券を購入します。
入園料は、一般大人400円です。地図を貰って散策開始です。
まずは、日本庭園に行きます。都内に、こんな静かな所があるんですね。
池のスーパースター鯉君達が寄ってきました。鯉のエサは売ってないので、ごめんね。また、園内の動植物の採取は固く禁じられています。
奥まったところに、旧東京医学校本館(総合研究博物館小石川分館)の建物がありますが、内部は公開されていません。国の重要文化財に指定されており、HPには「明治9年(1876年)に建築されたこの建物は、旧東京医学校の本館で、東京大学に関係する建造物では現存する最古のものです」と書かれています。
少し高台に行くと温室がありますが、老朽化により建て替えるということで公開されていません。この風景も見納めですね。いくつか施設はあるのですが、残念ながら見ることはできませんでした。
あれ、夏みかんの木と書いてます。冬なのに夏みかん(笑)
宿り木でしょうか。
園内には、ちょっとした売店(茶屋)があり、軽食や飲み物もあります。広い植物園を散策して、疲れたら一休みもできます。
冬季は、植物はあまりないので閑散としてますね。植物が増える、春先からにかけての季節がいいかもです。
ふらっと、一周しました。駐車場はありませんが、自転車置き場はあります。また、コインロッカーがあるので、荷物を預けることも可能です。
あまり植物には詳しくないのですが、散歩にはいいところです。ここには外来種の植物も多く、持ち出されると生態系に影響を与える可能性もあるということで、採取禁止になってます。
入園料:400円
東京大学大学院理学系研究科附属植物園(小石川植物園):東京都文京区白山3-7-1