こないだ(2016年11月13日)、航空自衛隊入間基地の航空祭に行ったのである。ブルーの飛行が終わると、航空祭も終了である。基地正面あたりに、かつて活躍していた航空機が常設展示されているので、最後に見学しました。

 F86F セイバー 機体番号:82-7807
 ノースアメリカン社の戦闘機 F86は朝鮮戦争時に活躍した機体です。朝鮮戦争は1950年6月25日、朝鮮半島を統一する目的で北朝鮮が38度線を越え、南に侵略したため戦争状態となりました。北は中国(人民義勇軍という志願軍)とソ連(ソ連は表向きは参戦していない)が支援し、南はアメリカを中心とする連合軍が支援するという東西の陣営がバックについた大きな戦争に発展しました。

 

 北側はソ連のミグ15を主力戦闘機として導入し、南は米国のF86Aセイバーで迎え撃ちます。当時の北朝鮮や中国人パイロットの技量は低かったため、ミグの性能を活かしきれずドッグファイトになるとF86Aが強かったのですが、ロシア語を話すパイロットは別格に強かったそうです。機体の性能的には、ミグ15がF86Aを上回っていたという話もあります。(諸説あります)

 

 機体の性能ももちろんですが、パイロットの腕により勝敗が決しました。そういう時代のF86の派生型の機体です。

 F-104J ロッキード社の戦闘機 機体番号:56-8666 この機体は、映画のゴジラシリーズには良く登場しました。また、操縦が比較的難しかった機体と聞いてます。一部では、Widow Maker(未亡人製造機)とも呼ばれたくらい、事故率は高かったようです。

 C-46 カーチスライト社の輸送機 機体番号:91-1146 双発のプロペラ機です。

 T-33 ロッキード社の練習機 機体番号:51-5620

 これは、ナイキJです。三菱重工ライセンス生産の地対空ミサイルです。
 
 基地内滑走路近辺の仮設トイレは、男女とも劇混みで、何十人も並んでいました。我慢できない爺さんが、芝生で立ちションをしていて注意されたりしていました。(さすがに立ちションはいかんやろう)滑走路から少し離れると、比較的空いているトイレもあります。しかし帰り際にはこのとおり、閑散としていたので我慢していたトイレを済ませて帰りました。

 【教訓】航空祭に行く前には、一度はトイレを済ませましょう。

 

 これにて、入間基地航空祭関連のブログは終了となります。