最後の目的地は「記念艦三笠」です。猿島の渡船乗り場のすぐ隣です。

 あれ、海に浮かんでないぞ。みかさは、日本海海戦時、東郷平八郎が乗船した旗艦です。意表を突く東郷ターンで、ロシアのバルチック艦隊を破ったのは有名な話です。その後、ワシントン軍縮条約により、廃船になることが決まったが、戦艦として復活できないようにすることを条件に記念艦として、保存されることになったそうです。なので、陸上に埋まっているのですね。

 

 太平洋戦争後はソ連が解体を主張しましたが、日本側は保存を希望します。連合軍は妥協案として、甲板上の大砲・煙突・マストなどの構造物を撤去することで保存を許可します。横須賀市からみかさの使用を委託されて民間企業は、保管していた大砲等を売りさばき、艦上にダンスホールや水族館を建設し、娯楽施設に変えてしまいました。

 

 その後、この状況を得憂えた政財界や旧軍人の人たちによって、保存会が立ち上げられ、内外の募金や政府の予算で復元され、今に至ります。

 

 記念艦三笠HPに詳細があります:https://www.kinenkan-mikasa.or.jp/mikasa/index.html

 この入場券も、ツアーに含まれます。

 先に説明した、戦後の荒廃時期や復元の過程については、艦内でビデオ上映がありました。しかし、これを見ていたら30分経過しました。ツアーなので、集合時間が決まっています。残りはあと30分しかありません。

 急いで廻らないと・・

 一発撃ってみますか(笑)

 こんな感じです。砲弾重そうですが、人力です。こうして、ロシア海軍をやっつけました。

 操舵室も復元されてます。

 あらら、もっと見たかったのですが、集合時間がぁ~

 終わり