昨日のブログからの続きです。さて、昼飯食って腹ぱんぱんです。次の目的地は猿島です。
猿島は、横須賀沖に浮かぶ無人島で、横須賀市が公園として管理しています。幕末~明治~昭和にかけて、砲台が築かれました。今は、国指定史跡「猿島砲台跡」となってます。砲台は撤去されているのでありません。
渡船、入園料共にツアーに含まれます。自分でいちいち、チケットを買いにいかなくてすむので助かります。
渡船は「Sea Friend ZERO」という、こじゃれた名前のクルーザーです。ちょっと早めに並ばないと、土日は乗れないこともあります。
「まず並んで下さい。今日は臨時便が出るくらい混んでいます」(ガイドさんから説明があります)
「はい」
「では、島内ツアーを4班に分けます。N村さんはC班です」(班ごとにガイドが付きます)
「分かりました」
ということで、10人程度の班構成になりました。あまり沢山になると説明も聞こえないから、有り難いです。早めに並んだので全員乗船できたが、あまりにも客が多くて積み残しが出ました。30分後に臨時便が出るらしい。恐るべし猿島の渡船。
15分ほどで猿島に到着するのだが、船内は超満員です。定員一杯まで乗っているんだろうな。首尾よく1Fの左舷側に座れたが、波を被ります。ま、カメラが濡れなければいいや。さて、猿島の桟橋に到着しました。
島の散策用に、仙人杖の無料貸し出しがあります。
「杖を使ってもいいですが、杖で遺産を叩かないで下さい」(たまにいるらしい)
ツアーの特典で、一般では入れない弾薬庫跡に入ります。(これはラッキーです)
結構落書きが沢山あります。今は管理されているので、落書きするヤツはいないが、終戦後から自由に行き来できるようになり、野放し状態の時に相当やられたそうだ。もう、60年以上もたったので、これも遺産の一つということで現状維持だとか。今、書いたらいかんぞ。
地下の弾薬庫から地上の砲台に弾薬を上げた穴です。(地下から上を見た写真)
これは弾薬庫の明り取り窓です。電気がないときは、隣室にローソクを置いて弾薬庫内を照らします。弾薬庫の中で火を使うのは厳禁なので、理にかなっていますね。
昔の通路は木道の下に残されています。公園として管理しているので、歩きやすいように木道が敷かれているのであります。
当時のおトイレです。ドアはあったようだ。汲み取り式なので、大変だっただろう。
レンガ作りのトンネルです。元々地山だったところを切通しで道を作ってます。一部、このようにトンネルになっています。
丘の上にあがっていくと、砲台跡がありました。
平和な時は、のどかですねぇ。当時は、ここから睨みを利かしていたのでしょう。
さらに進んでいくと、コンクリート造りの展望台みたいなものがあります。
「この景色知ってますか?」
「いえ、知りません」
「ここは、ショッカーの基地なんです。初代仮面ライダーの撮影で使われました」(残念ながら見ていません)
こんなところに、秘密基地があったのかぁ。ちなみにショッカーはいませんでした。キィィィ…(知っているやないか)
帰りの便も満員の可能性があるので、早めに桟橋に向かいます。浜辺でBBQやってます。ちなみに、BBQセットの持ち込みは禁止されています。以前、勝手にBBQをやって(禁止されていない時だが)、火の不始末で火事になったことがあり、それ以来持ち込みは全面禁止になったそうです。
鈴なりで渡船が来ました。我々は帰りますが、帰りの便も超満員です。案の定、積み残しが発生したようです。はとバスのツアー客は、事前の周知もあり全員無事に乗り込みました。
次は最後の目的地「記念艦みかさ」に行きます。
続く