昨日のブログの続きです。JALの工場見学が始まります。まず、JALのビデオ鑑賞がありますが、撮影・録音は禁止です。

 その後、10人くらいのグループに分かれ、それぞれ案内がついてハンガー(格納庫)へ向かいます。

 まずは、第一ハンガーから見学しますが、ヘルメットを貸してもらってからの入場です。飛行機が駐機しています。あれ、これは違いましたね。少し小さすぎるようです、

 あら、ハンガー空っぽです。

「今日は、残念ながら第一ハンガーには入っていません」
「まさかのハズレの日なのか…」
「では、第二ハンガーに行きましょう」(まだ先があって良かった)

 おっ、2機ハンガー内にいました。

 こんな近くで巨大なエンジンを見られます。カバーを開けているので、点検・整備中なのでしょう。(ハンガーに入っているからな)

 写真撮り放題で、頼めばシャッターも押してくれます。(これは有難い)

 ハンガーの片隅に、DC8(FUJI号)のコックピット部分が保存されています。ちなみに、乗ることはできません。昔の飛行機は機体番号と共に、一機ごとに名前がついていました。有名なのは「よど号」で、このJAL351便は共産党同盟赤軍派によりハイジャックにあった機体です。この事件があったため、飛行機には名前があるんだということを知りました。

 

 それと、当時の飛行機はセキュリティがゆるゆるだったので、簡単に武器が持ち込めたというのはあります。コックピットさえも、頼めば入れてくれたという話まであります。

 

 羽田から福岡を経由して、北朝鮮に向かったと思われた機体は、偽装工作の末ソウルに着陸しました。ソウル空港は北朝鮮の平壌に似せていましたが、空港全体を偽装するのは限界があり嘘がばれます。乗客が危険なため、ここからは身代わりに日本の運輸政務次官が乗機し平壌に向かいました。最終的には機体と共に全員解放され帰国できましたが、赤軍は北朝鮮に亡命しました。 

 DC8は、JALが採用した日本初のジェット旅客機で「空の貴婦人」と呼ばれていたそうです。ビートルズも、DC8-52で来日しました。(MATSUSHIMA号なので、この機体ではありません)

 ハンガーのぎりぎりまで行くことができますが、ちょっとでも出ることは許されません。外部は特別な許可がいるそうです。しかし、目の前で旅客機が下りてくるのが見られます。

 最後に、翼の中に人が入っていきます。へ~、翼の中って入れるんだな。

 非常に楽しい100分のツアーでした。テンポラリーパスは、そのまま貰えます。JALのロゴが入ったネックストラップが付いているのでお得感もありますね。

 JAL工場見学ツアー 予約さえ取れれば、無料で参加可