こないだ(2016年9月24日)、青梅散策に行ったのである。駅前の観光案内所で貰った観光地図を頼りに、鉄道記念館に行ったら、お得な割引券があったので1枚貰っていきます。
これは、「昭和幻燈館」+「昭和レトロ商品博物館」+「赤塚不二夫開館館」がセットになった割引券で、3館廻って750円という価格で販売されています。ちなみに割引券なしで3館共通券を買ったら800円で、3館個別に買ったら1,050円となります。
歩いていると、レトロ看板というかパロディ看板みたいなやつがあります。「三丁目の夕日」じゃなかった、「三丁目のタマ」です。
「シェーン」じゃなくて「ニャーン」とか
あ、これがオリジナルの「シェーン」だ。
キネマチックロードを通って、とりあえず向かうは昭和幻燈館です。ここで割引券を出して、3館共通券を購入します。
「3館共通券を下さい、割引券使えますか?」
「はい使えます、750円です」(使えて良かった)
入館すると、いきなり猫町キネマ通りがあります。ネコだらけやな。
わっ「味の素」じゃなかった、「鯵の素」とか(笑)猫好きにはたまらないでしょう。
次に、赤塚不二夫記念館に向かいます。3館とも、すぐ近くです。
写真撮影可能な場所と、不可の場所があります。ご存知のキャラが勢ぞろいです。
顔はめ、もありますよ。おそ松君は、成長しておそ松さんになりましたが、相変わらずのニートのようです。
トキワ壮の一部屋を再現してます。後日、有名になる才能ある漫画家の若者たちが過ごしたアパートです。ここが、赤塚漫画の原点ですね。これから先は、撮影禁止でした。トキワ荘は豊島区南長崎にありましたが、1982年(昭和57年)に取り壊されて、現在は跡形もなくなっています。記念モニュメントがあるということで、一度訪問したことがあるのですが、発見できませんでした。
最後に、昭和レトロ商品博物館に行きます。
あ~、昔見たなぁという昭和の商品がづらりとあります。懐かしいですね。
ここでは、決して高価な物を展示しているわけではないのですが、ほっておけば消え去る運命の昔の商品を保管展示しています。寄付も歓迎とのこと。
ここの2Fは、恐ろしい「雪女」の部屋です。(見学自由) 小泉八雲の「KWAIDAN」に登場する「雪女伝説」は、ここ青梅が発祥の地らしいです。
「決して、ここで見たことは他言してはいけませんよ」(ブログで書いているやんかぁ)
写真では分からないけど、実際に行くと「田舎の部屋」のにおいというか、雰囲気がもわ~っとあり、夜中には、一人でここに入れないよなぁ、といった不気味さがあるような気がする。雪女、怖いし。
ここで、10人くらいのご老人の団体さんが入ってきました。
「トイレはどこじゃあ」
「すいません、入館料がいります」
「最初に入ったやつが、全員分払うんやろう。がはは…」
お前が払え払わない…で、支払いがまとまらず、帰ることにしたらしい。ドアは、開けっ放しで出て行った。
あ~、なんて団体や。外に中型バスが停まっていたので、どっかのツアーだったのだろう。
記念館じゃないけれど、とある電機屋さんで「昭和28年頃の実験的TV受像機」が飾ってあった。レトロ感がすごいな、青梅。
東京都青梅市 キネマストリート
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2025年7月6日 追記
赤塚不二夫記念館は、2020年3月末をもって閉館いたしました。老朽化による雨漏れや、商店街の人たちの高齢化といった要因で継続が困難になったようです。再現されたトキワ荘の部屋とか、赤塚氏のキャラクターたちがいなくなったのは残念です。