こないだ、高島屋で開催された、オタマトーンのワークショップに行ったのである。特に予約もしていなかったので、見るだけでもいいやとは思っていました。明和電機の屋台骨を支えているというオタマトーンや、関連グッズも販売しています。
明和電機は、元々ラジオの販売・修理の会社として存在していましたが、時代の流れの中で淘汰されました。二人の兄弟は、音楽ユニット明和電機を立ち上げ、ユニークな手作り楽器を武器に、ニッチな世界へチャレンジすることになります。昔、テレビで山田五郎さんたちが明和電機を取り上げたことで世に知られるようになりました。
定期的に明和電機の演奏会が行われていて、基本的に動画や写真の撮影はOKです。さらに、自身のSNSなどで公開することも許しているので、YouTubeなどで検索すると沢山ヒットします。
魚をモチーフにしたユニークな商品も多く、魚の骨型延長コード「魚コード」(なこーど)は、中国企業にパクられ100均の人気商品になったこともあります。明和電機側の訴えにより駆逐されたようですが、大変な苦労をされたようです。
「ワークショップ参加ですか」
「いや、予約していないんですが、空きはありますか」
「大丈夫ですよ」
ということで、以下のものを購入しました。ワークショップに参加するには、オタマトーンの購入が必須です。
・オタマトーン(黒) 2,800円
・参加料 3,000円
・教本 500円
明和電機の土佐社長が登場です!最初は土佐兄弟で社長(弟)・会長(兄)を務めていましたが、兄の方が「いま辞めなければ、辞められなくなる」と危機感を感じて退社したそうです。
初心者用に、カエルの歌が弾けるように練習します。今回の参加者は5人です。
「お名前は」
「Aです」
「Bです」
「Cです」
「Dです」
「N村です」
「あ、そうですか、名前って全然覚えられないですね」
「ははは…」
みたいな掴みがあり、次に教本を使ってみんなで練習します。オタマトーンは、等間隔でドレミの音階になっていません。社長が、テープを貼って、ドレミの位置を書き込んでくれました。
後半は、オタマトーンのグレードアップです。(笑)
最後は、土佐社長による模範演奏です。「君を乗せて」を演奏しました。上手いなぁ。
なんか、楽しかったな。最後は明和電機の制服を着て、記念撮影をしました。
「サインいいですか」
「いいですよ」
オタマトーン、練習せねば。
明和電機は海外でも演奏会を行っており、このオタマトーンなどを持ち込むと、相手国税関で「なんだこれは?」と訝しがることがあるそうです。楽器と言っても信用してもらえないので、「君を乗せて」とかを上手に演奏すると分かってくれるそうです。たまには拍手とかも貰えるとか。
それと、プロの演奏家がオタマトーンを使った本気の演奏もYouTubeにはあるので、聞いてみるとびっくりするぐらい素晴らしい音楽を聴くことができます。
東京都中央区日本橋2-4-1 高島屋屋上