こないだ(2016年8月7日)、東京で唯一残っている路面電車に乗ったのである。特に乗り鉄ではないのだが、せっかく東京に単身赴任になったので、都電も押さえとこうと思ったのであります。かつて東京には、いろいろな路線の都電があったが、モータリゼーションの発達とともに、自動車と道路を共用する都電は渋滞の原因となり駆逐される運命であった。
この都電荒川線が生き残ったのは、専用軌道の部分が多く道路の関係でバス転換が難しかったという理由もあります。また利用者が多く、地域の足にもなっています。
JR巣鴨駅で降りて、巣鴨地蔵商店街に向かいます。とげぬき地蔵を超えてさらに進むと、新庚申塚駅(しんこうしんづかえき)があります。ここから乗車することにします。とくに目的地は無いので、三ノ輪橋方面の都電に乗りました。
荒川区の三ノ輪橋が終点です。そこから乗り継げる路線が無いようなのですが、行けばなんとかなるでしょう。
どうやって、乗るんのかな? 運賃表示を見ると、170円均一料金と書いてます。前乗り先払いで、降車は後ろからです。交通系カードが使える。という情報を入手したので完璧です。バスもそうですが、地域・会社によってルールが異なるので、初めて利用する場合はとまどいます。
これは、逆方向の電車を撮影しました。
いろんな形やカラーの電車が走っているので、見ているだけでも楽しいです。
運転席は、こんな感じです。
【乗った感想】
・1両編成だが、結構混んでいる。座れることはなかった。
・お年寄り率多し。(但し、日曜の昼間)
・乗り降りは頻繁にある。(もうかりまっせ)
・降りる駅が近づいたら、後ろへ移動する。(前からの降車は不可)
・専用軌道の部分も多くあるが、一般道を車と一緒に走る区間もある。一般道区間では、信号で停車する場合がある。
車内広告を見たら、都電もなかがあるそうです。残念ながら、売っている店には行けませんでした。
「発車、しま~す」チンチン…
ほんとにチンチンって、鳴るんだ。だからチンチン電車なのだな。
終点の三ノ輪橋駅到着です。37分間のミニ旅でした。関東の駅百選認定駅だそうです。
確かに、趣があります。
昭和時代の懐かしの看板が、オンパレードです。どれも見慣れたデザインの看板です。
あと、ハトへの餌やりは、110番と書いてました。ハトの糞に悩まされているのでしょう、ご注意を。とりあえず終点なので下りたが、これからどうしようかな…
少し離れてはいるが、上野駅方面に歩いてみましょう。