こないだ(2016年8月6日)、高尾山に行ったのである。高尾山といえば、年間の登山者が300万人という、桁違いの人気がある山です。というのも、京王線で高尾山口までいけば登山口はすぐ近くだし、ケーブルカー・リフトがあるので簡単に登れるのです。低山で2つも交通手段があるのと思いましたが、どちらも賑わっていて行列ができています。

 

 そのため、登山というかハイキングの用意もなしに、登れてしまいます。高尾山は激混みですが、その先の裏高尾と呼ばれる景信山とか小仏峠まで行くと、ぐんと人は減りゆったりとした山歩きが楽しめます。裏高尾の散策をする場合は、それなりの装備があった方がいいでしょう。

 

 裏高尾方面に行く場合は、バスを使って景信山の登山口等へ向かうルートもあるのですが、今回の目的地は高尾山だけなので、京王線高尾山口駅で下車し、そこから徒歩でケーブル乗り場に向かいます。

 ケーブルカーに乗ると、あっという間に中腹まで行けるのですが、それでは面白くないので、1号路を登っていきます。結構、登っている人がいます。高尾山は自然研究路が6コースありますが、ケーブルカー乗り場の横から登れる、一般的な1号路を使うことにしました。

 かなり汗をかきながら登っていき、ケーブル頂上駅に到着です。お手軽登山者は、ここまで労力不要で上がってこれます。

 あれ、ビアマウント会場なるものがあるようです。さすがお手軽登山の高尾山です。

 しかし、なんという行列でしょうか! 最後部には、看板を持った案内の人がいるくらいの盛況ぶりであります。お手軽低山は数多くありますが、比較的大きな飲食店があり、人が押し寄せる山というのは稀だと思います。ケーブルカーなどを使えば、ほぼ歩かないでここまで来れるというのも集客力がある理由なのでしょう。

 自分はビール目当てではないので、行列を横目で見ながら山頂を目指します。途中、薬王院にお参りをしてから、登っていきます。しばし登っていくと、山頂に到着しました。山頂は凄く人がいるのですが、なるべく写り込まないように写真を撮りました。

 山頂には、標高599.15mと書いた標識がありますが、数十年前に登った時は、たしか600.3mと書いてあったように記憶しています。(当時の写真はありません)


 そのまま下山するのは面白みがないので、別自然研究路の稲荷山コースに進路をとります。

 人もめっきり少なくなり、沢が流れているところもあるので、ハイキングっぽい雰囲気が味わえます。

 ケーブル乗降場~高尾山頂のルートは賑わってますが、少し外れるとのんびり山歩きが楽しめます。

 高尾山口のケーブル乗り場の横に出ました。スーパー銭湯が2つあるのですが、着替えを持っていなかったので、びしょびしょのTシャツを再度着る気にもなれず、我慢して京王線で帰宅しました。夏の山登りには着替えが必要だなと、改めて思いました。

 

 ケーブルカーなどで上って、ビアガーデンを楽しむぶんに関しては、汗はかかないと思います。

 高尾山:東京都八王子市高尾町