こないだ、京王線で深大寺に行ったのである。深大寺のHPによると、東日本最古の国宝仏・日本最大厄除け大師と書かれています。

 京王線の、つづが丘駅でおりて深大寺行きのバスに乗ります。

 駅前から、バスがたくさん出ています。東京のバスは、運行本数が多く運賃も安い場合が多いので、使い勝手がいいです。それだけ、利用者が多いということなのでしょう。つづじが丘⇒神代植物⇒深大寺⇒つつじヶ丘とループで走っています。

 深大寺の門前には、妖怪がいます。どれも、お馴染みのレジェンド妖怪さんたちです。水木しげる氏は鳥取県境港市で幼少期を過ごしましたが、調布で執筆活動を行っていたので、深大寺にも氏が描いた妖怪たちがいるのでしょう。

 

 水木氏は太平洋戦争で招集され、南方の戦地で左腕を切断するという重傷を負い帰国しましたが、右手1本で戦後妖怪漫画家として活動を開始しました。当時は、こういうジャンルの漫画は異色だったため、一般受けはせず非常に貧しい生活を余儀なくされました。このあたりのお話は、N〇Kのドラマ「ゲゲゲの女房」でも紹介されました。

 

 一般の漫画雑誌では相手にされず、その当時は貸し漫画というのがあって、ニッチな雑誌に投稿していました。自分が子供時代には、まだ貸し漫画屋が存在しました。おどろおどろしい妖怪が登場するので、親からの受けは良くありません。ゲゲゲの鬼太郎以前には、墓場の鬼太郎というのが最初にあり、そうとう恐ろしい内容だったのですが、次作のゲゲゲの鬼太郎からキャラクターに愛され要素が加わり、アニメ化されてからブームに火がついたように思います。

 ここには、ぬりかべさんがいますね。なんでも自分の体の中に塗り込んでまう、恐ろしい妖怪です。

 妖怪の横を通り過ぎて、本堂でお参りします。

「世界平和をお願いします」
 あ、大きすぎました。「家内安全と無病息災」でお願いします。

 すぐ近くには、東京都神代植物公園水生植物園があります。せっかくなので、寄っていきましょう。

 入場無料です。木道が整備されており、水生植物が間近で見られます。

 あまり派手さはないのですが、これは彼岸花です。秋の彼岸時期に鮮やかな赤い花を咲かせまが、夏なのでまだ花はありません。もう少したつと、綺麗な彼岸花が見られることでしょう。

 だいたい30分くらいあれば、ぐるっと見て回れます。セットで行くといいでしょう。

 深大寺:東京都調布市深大寺元町5-15-1 近くに有料Pあり。相場は1日/1回700円程度