お茶室の襖を開けて、ご挨拶しようと目をお部屋の中へ向けると、
中は七夕でした。

床の間には、お軸・・・ 読めませんでした・・・
お花は 半化粧
花入れは 竹の「忘れ傘」
香合は 星の形のギヤマン (これはクリスマスにも使っておられました)
で、水差しは 葉蓋
葉っぱは 桑の葉 (織り姫が織る糸は蚕から頂いたもの。 その蚕が育ったのは桑の葉。 と言う訳です。)


私の前のお二人がお濃い茶だったので、先生が
「では、あなたは何をなさる? 何でもいいわよ。」と言われ、

いつもなら、簡単にお薄をしようとすると「お薄ですか? 今日は急いで帰られるの?」と
言われるので、つい「では、私もお濃い茶を」と言ったら、先生は笑っておられました。

で、またちょっと考えて、今週ずっと7月に入ったばかりのお稽古ということで、いろいろ考えていた中から、「では、洗い茶巾をさせていただきます」と言いますと、先生は大きく頷いてくださいました。

で、葉蓋で洗い茶巾のお稽古をさせて頂きました。

若いお弟子さんたちが珍しそうに見てました。

それにしても、その方の点てた「少し伸びすぎましたようで」と仰っていたお濃い茶の美味しかった事!
本当に美味しくて嬉しかったです。

あ! お菓子は 
天の川
名も天の川
製は越路

これは皆様にもお見せしたい景色でした。
お菓子の下半分は黒い羊羹で上半分がドームの様に半円になって
そのドームが寒天で透明で その上に灰色の点々。
それが天の川なのですが、
寒天が透かすと青い色をしているんです、
羊羹の黒に青い寒天の上に灰色の星、
これが何とも絶妙で、昔のくっきりした天の川ではなくて、
もう少し最近。 といってももう30年程前のぼんやり見える天の川
と言った風情で、もう感激でした。
はっきりくっきりした天の川も良いかもしれないけれど、
さて、見えるかしらと心配しながら空を眺めて
目をこらしていると目が慣れて、天の川が見えてきたという感じ。
心に染みるお菓子でした。