JEX宝石ギャラリー大阪駅前店の店長 佐野です。

 

 

 

 

神戸市博の古代ギリシア展に行って来ました。

 

 

 

「国内史上最大級のギリシア展 奇跡の開催!」のキャッチコピー…

これは大げさな表現ではありません。

この機会に見ておかなければ、

一生涯再び見る機会が無いのではと思う品が沢山ありました。

 

 

 

 

学校の世界史の図録や美術書で誰もが一度は見た事のある、

ギリシアの国宝級の品々が325点も時代ごとにグループ分けされて見ることができます。

 

 

 

 

古代のキュクラデス像はアメリカのオスカー像のモデルになった元ネタですし、

アルカイックスマイルという言葉を彫刻を通して実感頂けること請け合いです。

 

古代ギリシアの彫刻や美術がルネサンスに受け継がれ、

それが西洋美術の生みの親として、今でも超えることのできない頂点の美として君臨している…。

その原点に触れるまたとない最高の機会です。

ローマ美術も素晴らしいのですが、オリジンはやはりギリシアだと感じています。

 

 

 

 

また、ミノス文明の漁夫のフレスコ画などは、約3000年前の作品です。 

美術以外にも民主政治やオリンピック、哲学など、

ギリシア人が作り出した文化は今日の生活にもつながる深い絆に、

大きな驚きと感動を味わえる展示内容になっておりました。

 

 

 

 

今回のギリシア展は、昨年の年末から今年2017年4月2日までの開催ですから、

およそ後一カ月を残す日程となりました。

入館料のお値打ちの度合い、100点満点で120点だと思います。

 

 

 

是非、残された一か月の内にお出かけ下さい。

人類の歴史と文化の価値を肌で感じることが出来ると思います。

 

 

 

【↓その昔、年配の知人の方から縁あって譲り受けた、古代ギリシアのテトラドラクマ銀貨。

凡そ3000年前のものです。】

【↓裏側は知性と学問の神アテネの使いのフクロウの刻印と、

 その右側にギリシア語でアテネを表す文字。通称"フクロウ銀貨"。

 銀だけに、ずっしりとした重みがあり、歴史を感じます。】