貯金には「将来の備え」という役割があります。
「こつこつ貯金をしています」と言えば、周りから「偉いね」「堅実だね」「いいことだね」と褒められるでしょう。
街頭インタビューで宝くじの使い道を聞かれる場面でも「とりあえず貯金します」という回答が目立ちます。
たしかに将来の備えとして、貯金は有効です。
お金は、何でも叶えてくれる道具です。
不便を解消させる道具としては、最強かつ最高です。
貯金は、ないよりあったほうがいいのは間違いありません。
だからといって、貯金ばかりしているのはよくありません。
貯金をするなら「何も行動しないのが一番」ということになるからです。
貯金は心の安定には役立ちますが、それだけです。
お金を持っているだけでは、お金の効力を発揮できません。
心のお守りとしては有効ですが、それ以上がありません。
貯金ばかりしていると何もできません。
買いたいものがあっても、我慢しなければいけません。
遊びもレジャーも控えなければいけません。
習いたいことがあっても「諦めるしかないね」となります。
あらゆる贅沢を禁止しなければいけません。
貯金をするなら「何もしないのが一番」です。
何もしないだけとはいえ、実際は我慢の連続です。
ひたすら欲に耐える修行そのもの。
ストレスに耐えるだけでなく、成長の機会や楽しむチャンスまで失ってしまいます。
お金の貯まった預金通帳を眺めたとき、嬉しい気持ちはあるものの、不足感を覚えます。
「お金は貯まったけど、だから何?」と、むなしく思う自分に気づく。
「貯金ばかりの人生だったね」
「何もしていない人生だったね」
満たされない気持ちがあってため息が出ます。
行動不足の生き方を悔やむことになるのです。
貯金ばかりしないことです。
貯金ではなく、自分に投資していきましょう。
お金をお金のままで貯めるのではありません。
「いかにお金を成長に変えていくか」です。
どんどん自分に投資して、教養・スキル・経験として身につけていきましょう。
そうすれば、成長ができるだけでなく、人生もエンジョイできます。”