抜粋です。


“「因果の法則に基づいて発生する悪い結果は、すべて本人の責任であり、そのツケ(悪い結果)は本人自身が負わなければならない」――これが「自己責任の法則」です。

自分が直面している苦しみは、これまでの人生(前世・今の地上人生)において自らがつくった悪い原因による結果です。

自分がつくった原因から、苦しみを味わうような結果が生じているのです。

その意味で、地上人生で体験する苦しみは“自業自得”ということになります。
そしてその苦しみは「霊的成長の道」をリセットしてくれる、ありがたいものでもあるのです。

今の地上人生だけがすべてであると考える人間には、「前世のカルマ」による苦しみは、一方的に降りかかってくるいわれのない不幸のように思われます。


“神の造った世界は、何と不公平・不平等な所なのか”ということになってしまいます。


実際に多くの人々はそのように考え、自らの不遇を嘆き、

神の無力さに絶望し、神を呪っています。

生まれ育った環境や周りの人間が悪かったために、自分に不当な苦しみが与えられたと思っているのです。


しかし、あらゆる苦しみは自分が招いた必然的な結果であり、摂理からずれた行為のツケなのです。

そこには、不公平・不平等は一切ありません。

誰の責任でもなく、すべて自分自身の責任なのです。


「霊的真理」を手にしたスピリチュアリストは、自分の身に降りかかってくる苦難に対して、こうした考え方をすべきです。それが苦しみに対する対処法の基本と言えます。”