抜粋です。


”地獄とは、魂がもだえ苦しんでいる状態のことであるならば、困難を甘受し、苦しみを自己の成長のチャンスとして感謝できる人は“地獄とは無縁”ということになります。

そうした人はイエスの言うように、天国に住むことになります。
霊的に成長した人は困難に遭遇しても、それをよいものとして受け止めるために、自分の心を地獄に陥れることはありません。

一方、霊的に未熟な者は困難を避けようとしたり、責任を他人に転嫁して不満を募らせていきます。

このような人間は、いつまでも地獄の状態を抜け出すことはできません。


傲慢な人間は“地縛霊”と等しい状態に留まるようになるのです。

地獄を抜け出すためには、自分のこれまでの行為を反省し、霊的真理にそったものにしなければなりません。


それが本当の“悔い改め”です。


謙虚になってこれまでの考え方を変えてこそ、人間は神の光の中で霊的成長の道を歩むことができるようになるのです。


霊界では、どのような地縛霊も永い地獄の苦しみを通して傲慢な心が打ち砕かれるようになります。

いつまでも地上時代のような思い上がった考えを持ち続けることはできません。


否応なく「神と摂理」の前に謙虚にならざるをえなくなるのです。

そうした謙虚さが芽生えるようになると、霊的覚醒が促されることになります。

そして霊的成長の道を、マイナス地点から歩み始めることになるのです。


人間は頑に利己心を通して悪に留まり続け、自ら苦しみを長引かせることになります。


また善をなす努力を通して苦しみを和らげ、地獄の状況を抜け出すことができるようになります。


自己を正当化するだけで決して反省しない傲慢な人間、自分を偉いと思い込んでいる人間、嫌なことをすべて他人のせいにする人間、自分は不幸だと不満ばかりこぼしている人間は、決して地獄を抜け出すことはできません。


心の持ち方を変えた瞬間に地獄は消滅し、天国に通じるようになるのですが、現実には一定の苦しみの期間を経ないかぎり、それはできないようです。


「霊的真理」に照らしてみるならば、今遭遇している苦しみや困難は、自分自身がこれまでに犯した「罪(摂理違反)」に原因があります。


今の苦しみは誰の責任でもなく、すべて自分が蒔いた種の実り(結果)なのです。


すべては「カルマの法則」に基づいて、自らがもたらしたものなのです。”




摂理や霊的真理を理解するほどに


「出来たつもり」になる事は


有り得なくなると思いますにっこり



どこにいても天国になり


どこにいても地獄にもなり得るのは


自分の心次第だと思います。