抜粋です。


頑固や意地っ張りでは、なかなか賢くなれません。

人の意見を拒む性格では、情報の遮断が発生して、スムーズに新しい知識を吸収できません。


自分の殻に閉じこもることになり、視野や価値観も制限されます。


自分の考えに自信を持つのはいいですが、執着すると、頭が固くなります。


たとえ賢明なアドバイスをしてくれる人がいても、頑固になって拒んでいては、貴重な情報を得る機会を失います。


思考をステップアップするチャンスを損ね、思考を進化させていけないのです。


そのため、賢くなるには、素直であることが欠かせません。


できるだけ人の意見を拒まず、ありのまま受け入れる姿勢が大切です。


素直になって、心をオープンにしておけば、スムーズに情報を吸収できる状態になります。


できるだけ先入観・偏見・固定観念を持たず、真っ白な気持ちで受け入れるようにしてみます。


先入観・偏見・固定観念をゼロにするのは難しいですが、減らす心がけならできるはずです。


不要な情報に振り回されることもありますが、吸収幅が広がる分、賢くなる可能性が高まります。


違和感のある考えであっても、一度受け入れてみたほうがいいでしょう。 


たとえ納得できなくても、ひとまず受け入れたほうが賢明です。


理解できないのは、情報が間違っているのではなく、自分の理解が足りないだけかもしれません。


最初は違和感があっても、後から意味が理解できて、新しい発見やひらめきにつながる可能性があります。


素直は性格の問題であり、改善できないと思われがちですが、誤解です。


私たちはもともと幼いころ素直だったのですから、不可能ではありません。


性格であるものの、意識をすれば、大人になってからも改善は十分可能です。


●見栄・体裁・世間体を忘れ、恥をかくつもりになる。


●傷つくことを恐れず、頑固なプライドを捨てる。


●思い立ったら、すぐ行動する習慣をつける。


こうした取り組みを根気強く積み重ねていくことで、固い心がだんだん柔らかくなり、素直な心を取り戻していけます。


素直になれば、情報の吸収がスムーズになるだけでなく、人間関係が良好になるメリットもあります。


人の意見を肯定して受け入れる姿勢があるため、摩擦や衝突が減って、お互いが気持ちよく過ごせるようになります。


素直は、生きづらさの軽減にも貢献します。


素直、素直、また素直。

周りから「素直だね」と言われるようになれば、合格です。


素直になることで、情報の吸収がスムーズになるため、賢くなる条件が高まるのです。”