ミステリー小説が大好きです口笛ラブ


小学生の頃に図書室で出会ってしまった(よりによって…)江戸川乱歩で開眼し、それ以来、スリルと驚きと感動を求めてミステリーを読み耽ってきた📚️プンプン

家でゴロゴロしてる怠け者と思われている、私


こんなに脳を使ってるのに…えー


でも、本好きのためにありとあらゆる他の楽しみを逃してきたのは事実かも


本って…時間取られますよね…知らんぷり


今回読んでみたのはこちら


   アリス・ミラー城殺人事件 北山猛邦

レビューでも評価が激しく割れていて、絶賛と最低評価が入り乱れ、逆に気になって購入👛

ストーリーは、 
『鏡の向こうに足を踏み入れたとたん、チェス盤のような空間に入り込む--鏡の国のアリスの世界を思わせるアリス・ミラー城🏰。
ここに集まった探偵たちがチェスの駒のように次々と殺されていく。誰が、なぜ、どうやって?全てが信じられなくなる恐怖を越えられるのは…。古典名作に挑むミステリ』(講談社文庫) 

というものチュー    

無人島に建てられた奇城アリス・ミラー城🏰

そこに報酬目当てに集められた探偵たちが、奇妙で、残忍な手口により次々と殺されていく…

主催者の怪しいハーフ美女

1人消されるたびに減っていくチェスの駒

すぐ迷子になる複雑怪奇な構造の城

深々と冷え込む雪景色

始めから終わりまで常にちらつく鏡の国のアリスの影…

いやー、面白かった爆笑ニコニコ飛び出すハートキューン

かなり耽美的で、理屈っぽい世界なので、現実的な人は好きじゃないかもしれない

私も酸性雨の辺りや、ミステリー論の辺りはちょっと目が滑りがちでした笑い泣き

でも登場人物たちも面白いし、途中から推理というよりは、お互いに疑心暗鬼で殺し合いになり、城の中を逃げ回る恐怖も味わえて、けっこう楽しかった口笛飛び出すハート(かなり血なまぐさいスプラッター要素もあります)

犯人は、多くのレビューでも書かれているように
「えーっ!?ガーンそ、そ、それはアリなのぉ~!?」と言うまさかの人物

思ってもみなかったと言うか、まさかそこに行くか…という驚きガーン驚き

うーん

トリックも小賢しいと言うか、細かいと言うか、そんなことホントにするかな…??と言う複雑さ

うーん

そして犯人の動機に至っては、なんだか笑ってしまうレベルの不可解さ爆笑
でも早口で滔々と不可解な動機を喋る犯人に、まじでリアルな恐怖を感じました…ガーン
こういう人、けっこう居るよな…みたいな
思いこみが異常に激しく頭が良く実行力もある、絶対に関わってはいけないタイプのクレイジーです…泣き笑い

いやー、コワイコワイ

読み終わった瞬間には、えー!?不安と思って不満足だったのに、今またもう一回読み返したくなっていますびっくり

やっぱり面白いんだな…

変わり種の1冊でした📚️



こっちの表紙も素敵ニコニコ


将棋も囲碁もチェスも、いくらルールを聞いても覚えられません…えー
複雑すぎやしないか??

ただチェスの駒はカッコいいですよねチュー

名前もキング、クイーン、ポーン、ビショップ、ルーク、ナイトと、カッコいい~愛キューンニコニコ




アリス・ミラー城では、アリスと、鏡がかなりの鍵を握ります🗝️

そういえばこないだ読んだ「かがみの孤城」も鏡から異世界に入る話でしたキョロキョロ

私のなかで鏡ブームなのか?




テニエルの挿絵は本当にお洒落ですよねラブ飛び出すハート

この不思議で可愛い挿絵があるからこそ、小説も爆発的人気を得れたと思いますニコニコ

でも作者のルイス・キャロルは気に入ってなかったらしい笑い泣き笑
アリスの顔が老けていて少女らしくないとボヤいてたよう


作者のルイス・キャロル

趣味はカメラだったと言うけど、有名なロリコンで、少女の写真をたくさん撮っていたとか…不安ガーン

怖い…

もともとはアリスのお話も、知り合いの娘のアリスちゃんにせがまれて考案したストーリーだとか真顔

そう思うとビミョーだけど、不思議の国のアリスは永遠に輝き続ける名作です飛び出すハートにっこり


確かに、ちょっと老けてるかも…?爆笑飛び出すハート

でもこの少し不気味で、とてもミステリアスな顔がいいんですよねえラブ