最近、藤本ひとみさんの本を読んで、フランス皇帝ナポレオンの妻ジョゼフィーヌにハマっている
いやーすごい人生
数奇な運命とはこの人のためにある言葉
いや、もちろん運命もあったろうけど、何よりジョゼフィーヌ自身のバイタリティーと行動力がすさまじく、自ら荒馬のように勝手に突っ走って🐎人生を波瀾万丈にしたような印象も持ちました
質素堅実で、分別があり、思いやり深く、真面目な女性ならば、未亡人になった時点でひっそりと子供の成長と信仰だけを頼りに慎ましやかに生きていけたはずです
しかしジョゼフィーヌは恋愛体質で、派手好みで、とんでもない浪費家で、遊び好きで、パリピで、好奇心が強すぎる女性でした
贅沢な社交界を愛して出入りし、周りに合ったハイレベルの生活を維持するためなら汚職まがいのことも、売春まがいのことも、嘘をつくことも、何でもしたのです
ナポレオンはエルバ島に流された時に、ジョゼフィーヌのことを「あの女を愛していた。しかし尊敬はしていなかった。嘘つきだったからな、あの女は」と語っていたとか
嘘つかれて、浮気されて、自分の金で大浪費されて、別れたあとも皇后を名乗らせなきゃ別れないとか脅されて、そりゃそんな女、尊敬できないでしょう
それでもまだ「愛していた」とか、「ほんものの女とはああいう女のことを言うのだ」とかべた褒めなのは、やっぱりジョゼフィーヌが本当に魅力的だったからかな…
ジョゼフィーヌは欠点もあったけど、とにかく優しくて、誰かに何かを頼まれると断れず、命がけで嘆願に回ってギロチンから助けてあげたり(案の定投獄されて死にかけた)、靴なども売り込まれると断れずに年間に500足も作っていたとか(そのあげく水増し請求までされていた)、残ってるエピソードから見ても、確かにとても魅力のある人です
体臭、口臭もひどかったと言うけど、子供を産んでもすらりと痩せており、甘い優しい声で話して、優雅でおっとり、どこか物憂げで気だるく動く雰囲気がとてもセクシーだったらしい
なんとなくこんな人いますよね…
そりゃモテるでしょう
そんなジョゼフィーヌですが、どんな顔をしていたかと言うと、みんながみんな「美人ではない」と言っているので、正統派の美人ではなかったのかも
ただ体の線は素晴らしいとか、背が高いとか、首から肩にかけてのラインは父親も自慢していたとか、なまめかしい脚を惜しげもなく出して踊っていたとかの話もあることから、スタイル抜群だったのは間違いなさそう
髪は栗色、小鹿のような目は青色だったとか
それもポイント高そうですね