タングステンリング | ジュエリークラフトシバ 店長日記

ジュエリークラフトシバ 店長日記

ジュエリー製造・加工・卸・販売・買取り、銀粘土教室まで、守備範囲の広い飾り職人が孤軍奮闘日記をほろ酔いで書いてます。
ジュエリークラフトCIVA (シバ) 0565-57-2450
http://www.jewelry-civa.com/

今宵も完全燃焼、ほろ酔い日記です生ビール
 
最近AMAZONさんに大変お世話になってます。
 
映画好きなのでamazonプライム会員になりました。
 
プリンターのインクも、コピー用紙も、ボールペンも頼んだ翌日届きます。
 
しかも送料無料ってありがたいしすごいびっくり
 
どうなってんでしょ?
 
ヤマト運輸さん影で泣いてないだろか、究極のブラック企業なんじゃないの?
 
いや、ブラックじゃないからこれだけの商品が集まるのか。
 
そのうち事務用品はもちろん、重たいお米や水どころか秋刀魚や惣菜も。
 
我が家に積み重なっていくamazonマーク入りのダンボールを見て
 
ちょっぴり恐怖さえ感じるあせる
 
 
 
先日、同業の方からセラミックのリングを削れるやろか?って相談が。
 
簡単には削れません、宝石の研磨と同じ要領で削れば削れるけどコストがねショック!
 
削らなくてもamazonさんで探せばあるんじゃない
 
なかなかご希望の物は見つかりませんが、目に入ったのがタングステンリング
 
タングステンは溶解温度3000度オーバー、セラミックに負けず劣らずめっちゃ硬い金属
 
ジュエリー業界では材料じゃなくて工具として役に立つ金属です。
 
タングステンピンセットにマイクロアーク溶接棒
 
1800度の高温溶接時でも変形しないものすごく便利な金属(^_^)
 
でもそこそこ高いです、タングステンの棒がついただけのピンセットが5000円くらいします。
 
そんなタングステンで出来たリングが1000円となはてなマーク
 
到着しました。
 
 
うそやん、パチモンだらシラー 
 
にせもんだったらAMAZONさんにクレーム入れたろ(笑)
 
思いながら半信半疑でバーナーで全力で熱してみた。
 
表面のブラックはメッキですが、中身は紛れもないタングステン
 
溶けません、ヤスリもまったく刃が立ちません。
 
どうやってこのリング作ってんだろ目
 
鋳造は無理、タングステンは焼結してるみたい。
 
切削は出来る、でも高価な超鋼ビットもすぐ消耗しそう。
 
鍛造は出来ないのはわかるけど、結局どっちかわからなかったあせる
 
ダイヤモンドのように傷つかない。
 
純粋に、ものすごく魅力的なタングステンリング。
 
作ってみたいけどこればかりは難しいかも。