CAD実践偏  小さな世界 | ジュエリークラフトシバ 店長日記

ジュエリークラフトシバ 店長日記

ジュエリー製造・加工・卸・販売・買取り、銀粘土教室まで、守備範囲の広い飾り職人が孤軍奮闘日記をほろ酔いで書いてます。
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http://www.jewelry-civa.com/

相変わらずCADと格闘中。  疲れ果ててのほろ酔い日記です

よく見ると右上の画像

ちょこっとはみだしててエラーになる

ちょっとくらいかんべんしてよ~

本当にコンピューターは厳しいっす・・・かみさんみたいwww

あと5年経ったら多分、ソフトウエアってくらいなので

コンピューター自体はデジタル、0か1かでシビアだけど

ソフトウエアが適当に直してくれる時代になるかな

ぜひかみさんもソフトになってくれることを祈ります(笑)

大雑把な僕には厳し過ぎるくらいがちょうどいいかもしれんけどね~



さて・・・お客様には手作りとCADで作ったジュエリーどこが違うの?

なかなかわかりません

職人ですら完成品を見分けるのは至難の業

ロウ付けの後があれば手作り?  見た目やデザインでなんとなくしか

判断出来ない。

今、僕はCADを一生懸命勉強してますが

シンプルなマリッジリングは鍛造削りだしで作る事が多い。

なぜなら、これだけ科学技術が進んでも鍛造で作った物には強度でかなわない。

3Dプリンターがどれだけ進歩しても

鍛造・削りだしで作った日本刀にはプリンターで作った日本刀はかなわないのです。

50年後、100年後に分子や原子レベルでのプリンターが現れれば別だけどね。



じゃぁ・・・なんでCAD? 強度で勝る手作りでつくればいいじゃん

CADで設計すると、融通がきかないだけに正確です

完璧なシンメトリーが可能

そして、ミクロの世界でデザインできる

飾り職人歴25年、生まれて初めて300分の1カラットのダイヤ買いました。

直径0.9mm    めちゃめちゃちっちゃい

こんな小さなダイヤ使ってジュエリー作れって言われても

クシャミしたら飛んじゃう

職人のプライドもあるので、コンピューターなんぞに負けへん

0.9mmの穴を0.1mm間隔で、顕微鏡覗きながらあけたるわい!とも思うけど

加工代金いくらになるねん?って話です。

このミクロの世界だけは人間が鷹の目を持たない限り

コンピューターには逆立ちしてもかないません



銀粘土で作るジュエリーは歪んでたり曲がってたりデコボコ

まさにアナログの世界・・・そこが味があっていい

CADで作るジュエリーはデジタルの世界

正確で完璧なシンメトリー、繊細なデザインも完璧に設計できる。

両方素晴らしい(^_^)

せっかくCADを勉強してるんだから

この小さな世界を突き詰めてみたいと思います